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『ルース・エドガー』公開延期が決定

ルース・エドガー
© 2018 DFG PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.

2020年5月15日(金)に全国公開予定だった、映画『ルース・エドガー』の公開延期が決定した。新型コロナウイルス感染拡大防止の緊急事態宣言が延長されたことを受けての判断だという。

延期後の新たな公開日は、決定しだい速やかに告知されるとのこと。なお、購入したムビチケオンライン券(前売券)は延期後の上映にも使用可能だ。

ルース・エドガー
© 2018 DFG PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.

アフリカ・エリトリア出身の高校生、ルース・エドガーは文武両道に秀でた17歳の高校生。幼少期に戦場へ駆り出されたトラウマを克服した彼は、自由の国アメリカで、さまざまなルーツを持つ生徒たちの誰からも慕われる、いわば希望を象徴するかのような存在に成長した。しかし、とある課題のレポートをきっかけに、ルースは同じアフリカ系の女性教師ウィルソンと対立。危険な過激思想に染まっているのでは、という疑惑をかけられ、順風満帆の日常が揺らぎはじめる。ルースの養父母である白人夫婦エイミーとピーターも疑念を抱くなか、ウィルソンの身に奇妙な事件が降りかかり……。果たしてルースは本当に“完璧な優等生”なのか、それとも世間を欺く“恐ろしい怪物”か。

J・C・リーの同名戯曲を映画化した本作は、深刻な矛盾をはらむアメリカ社会の現状をリアルにえぐり出し、人間存在そのものに切り込んだヒューマンドラマ。2019年サンダンス映画祭におけるプレミア上映で絶賛を博し、全米の賞レースで20以上のノミネートを達成した。人種・容姿・階級・学歴・思想・信仰。いったい、人間の価値は何によって決定されるのか。誰からも称賛される少年の“知られざる真実”をめぐって展開するサスペンスフルな物語は、観る者の好奇心をかき立てるにとどまらず、内なる潜在意識を揺さぶり、先入観を根底から覆す。

ルース・エドガー
© 2018 DFG PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.

主人公ルース役は『イット・カムズ・アット・ナイト』(2017)『WAVES/ウェイブス』のケルヴィン・ハリソン・Jr.。ルースと敵対する教師ウィルソン役を『ドリーム』(2016)『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)のオクタヴィア・スペンサー、ルースの養父母役はナオミ・ワッツ&ティム・ロスが演じた。監督・脚本は『クローバーフィールド・パラドックス』(2018)のジュリアス・オナー。ナイジェリア出身のアフリカ系移民であり、物語の舞台となったバージニア州アーリントンで育った新鋭だ。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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