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マッツ・ミケルセン、『ファンタビ』グリンデルバルド役を引き受けた理由とは? ─ 批判覚悟の出演、決め手を明かす

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.

ハリー・ポッター魔法ワールド最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』で、ジョニー・デップに代わりグリンデルバルド役を演じたのは、“北欧の至宝”の異名を持つマッツ・ミケルセン。アイコニックなキャラクターの代役ということもあり、大きなプレッシャーを語っていたマッツだが、それでもオファーを引き受けた理由とは何だったのだろうか。

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』でのマッツの演技には、封切り前から絶賛の声が寄せられており、公開後は多くのファンから好意的な反応が見受けられる。一方マッツは、名優のジョニー・デップから役を引き継ぐことに「もし全てを耳に入れ始めていたら、一歩を踏み出そうとはしなかったでしょう」と英British GQで語っており、出演承諾前の並々ならぬプレッシャーを明かしていた。

しかし、マッツは「批判」というリスクを負ってでも出演したいと思うほどの魅力を、グリンデルバルド、そしてJ.K.ローリングとスティーブ・クローブスが手掛けた本作の脚本に感じていたという。マッツの触手を刺激したのは、グリンデルバルドとダンブルドアの「美しく、残酷な過去」にあったようだ。

もし一つの物語としてバラバラなものだと感じていたら、“ノー”と言っていたでしょうね。彼らのやろうとしていることには、曖昧さがある。特に(2人の)関係性においては。2人は絶対にお互いが好きだけど、それでも絶対にお互いを排除しなければいけないんです。

マッツが惹かれたという“曖昧さ”が醸成されたのは、前作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)でグリンデルバルド役を怪演したジョニー・デップのおかげでもあるだろう。グリンデルバルドが、行動や考えが読めないような、ある意味で“曖昧な”人物だったからこそ、本作で容姿に変化があっても、米Insiderの「ミケルセンはグリンデルバルド役に自然と溶け込んでいる」といった評価にも頷くことができるのかもしれない。

またマッツ自身、グリンデルバルド役には独自のアプローチで挑んだことを公開前に明かしており、「誰かのコピーをする僕なんて、誰も興味がないし、創造的には自殺行為ですよね」と語っていた。『ファンタビ』のキーパーソンであるグリンデルバルドの幅を広げたマッツ。続く第4作、そしてダンブルドアとの最終決戦が描かれるであろう第5作での活躍に早くも期待が高まる。

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Source: British GQ,Insider

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。