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【ネタバレ考察】「オビ=ワン・ケノービ」第3話への賛否と、今後の展開予想

オビ=ワン・ケノービ
(C)2022 Lucasfilm Ltd.

この記事には、「オビ=ワン・ケノービ」第3話までのネタバレが含まれています。

クワイ=ガン・ジン再登場?

このドラマでオビ=ワンは、随所で元マスターのクワイ=ガン・ジンへ助けを求めて語りかけている。説明は不要だが、クワイ=ガンは『エピソード1/ファントム・メナス』で(1999)戦死した後、『エピソード3』では「フォースの冥界から戻った」ことが明らかになった。ジェダイが死後に霊体化できるという奥義はクワイ=ガンが確立したものであり、映画でヨーダやオビ=ワンたちが霊体で登場したのは、クワイ=ガンの伝授のおかげだ。(実はオビ=ワンは、死後のクワイ=ガンの霊体と「クローン・ウォーズ」でわずかに再会している。)

クワイ=ガン役のリーアム・ニーソンは「オビ=ワン」への出演の噂を否定し続けているが、サプライズ登場に期待する声もあるだろう。すっかり弱っているオビ=ワンだが、残りのエピソードでクワイ=ガンの霊体と再会することで、自信や覚悟を取り戻すのかもしれない。

そして再びダース・ベイダーと対決

かつてのマスターに喝を入れられたことで、改めてベイダーと戦うことになるのではないか。オビ=ワン対ベイダーの激しいアクションシーンは最終話に準備されており、第3話の戦いはその余興だったのだ。本シリーズには『スター・ウォーズ』音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズも参加。ムスタファー戦で緊迫感たっぷりに流れた楽曲「Battle of the Heroes」は、まだ流れていない。

アレック・ギネス版との容姿の整合性

(C)2022 Lucasfilm Ltd. ディズニープラスで配信中

「オビ=ワン」と『エピソード4/新たなる希望』(1977)の設定上の年差は9年だが、オビ=ワンがこれからわずか9年の間に『エピソード4』での白髪の老人姿(アレック・ギネス版)に老け込むとは信じがたい。

人は、激しい精神的ショックを感じると急激に老け込むことがある。「オビ=ワン」今後の展開で、オビ=ワンは精神的ショックを抱くような悲劇に見舞われるのではないか。例えば、ダース・ベイダーへの完膚なきまでの敗北だ。

もしかしたらオビ=ワンは、ベイダーの暴走を食い止めたいと覚悟を決めるかもしれない。説得してライトサイドに引き戻そうとさえ考えるかもしれない。しかし『スター・ウォーズ』の後の展開に明らかであるように、ベイダーのオビ=ワンへの敵対心は変わらない。『エピソード6/ジェダイの帰還』でベイダー説得を試みたルークが「父は完全に死んだわけだ」と諦めたように、オビ=ワンもまた、かつて愛した弟子が完全に死んだということを、改めて悟るのである。それは会話の中で気付かされることかもしれないし、あるいは再戦したベイダーの憎しみに溢れた攻撃を受けて気付かされることかもしれない。

ムスタファー戦の悲劇から10年間の間、アナキンを誤った後悔の念に絶えず苦しまされてきたオビ=ワン。恐怖の機械人間に変わり果てて、自分を殺しにかかってくるという残酷な現実に打ちひしがれ、みるみる老け込んでいく……という展開も、あながちあり得なくはなさそう。

ファンの期待値の高さゆえ、描かれる展開に賛否付きまとう「オビ=ワン・ケノービ」。果たして残りの3話で、“Another Happy Landing”なるか?

ドラマ「オビ=ワン・ケノービ」はディズニープラスにて独占配信中。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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