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「シークレット・インベージョン」はMCUの「新たな試み」とロス役マーティン・フリーマン ─ 「ダークな作風、迷路のような物語」

マーティン・フリーマン
MTV International https://www.youtube.com/watch?v=D65_Ps5kTZ8 Creative Commons

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「シークレット・インベージョン」は、MCUの“新たな試み”になっているという。『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)に続いて再登場する、エヴェレット・ロス役のマーティン・フリーマンが英Digital Spyにて語った。

本作はMCU屈指の異色作となる本格スリラーで、地球人に擬態したスクラル人がひそかに侵略を進める中、ニック・フューリー(演:サミュエル・L・ジャクソン)とスクラル人のタロス(演:ベン・メンデルソーン)が危機を防ぐため動き出す。マーティンによると、「文字通りの意味でも、比喩的な意味でも」非常にダークな作風になっているということだ。

(MCUで)これまで見てきたものとはまるで違います。ちょっと新しい試みだと思いますね。言葉にすることはできないし、作品を見たわけでも、脚本すべてを読んだわけでもありませんが、僕が読んでいる部分だけでも新しさを感じます。テレビシリーズである以上、贅沢に楽しんでもらえると思うんです。ストーリーテリングとして長いので、難しい問題を描くことにも時間をかけられる。それが現在のテレビの美点です。」

シークレット・インベージョン
(c) 2022 Marvel

マーティンいわく、本作は「先の見えない、まるで迷路のようなストーリー。人々がお互いを裏切り合っていく」という。演じるエヴェレット・ロスはあくまでも脇役ながら、演じがいのある見せ場も用意されていたそうだ。

「(ロスには)善人であってほしいけれど、彼はいつも曖昧な部分がある。それが演じていて面白いところで、人生とは曖昧なものだから」とはマーティンの談。『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でもスリラーの側面を担った、ロス=マーティンの新たな活躍に期待しよう。

本作にはマリア・ヒル(演:コビー・スマルダーズ)やウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズ(演:ドン・チードル)が登場するほか、新キャストとして「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のエミリア・クラーク、『ファーザー』(2020)のオリヴィア・コールマン、『あの夜、マイアミで』(2020)のキングズリー・ベン=アディルが出演する。脚本は「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」(2015-2019)のカイル・ブラッドストリート、監督は『すべてが変わった日』(2020)のトーマス・ベズーチャ、「倒壊する巨塔 アルカイダと「9.11」への道」(2018)などのアリ・セリム。

ドラマ「シークレット・インベージョン(原題)」は2023年、ディズニープラスにて独占配信

Source: Digital Spy

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。