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パニッシャー、今後は「復讐」ではなく人のために戦う道へ? ─ 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』後も観客に媚びない覚悟

スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ
(C)2026 CPII. All Rights Reserved. (C)& TM 2026 MARVEL

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』でスクリーンデビューを果たしたパニッシャー/フランク・キャッスル。演じるジョン・バーンサルが、今後描いてみたいフランクの姿を語った。

パニッシャーは、犯罪者を容赦なく処刑する過激な私刑執行人。家族を奪われた復讐心を原動力として戦ってきたが、バーンサルは米Rotten Tomatoesにて、今後はその先にある物語を探りたいと明かしている。

「フランクがどのように人の役に立てるのかを見てみたい。亡くなった人々や、自分が失った人々に、復讐するだけではなく、人のために尽くすことで敬意を示す姿を見たいんです」

コミックの一部では、フランクが単なる復讐者にとどまらず、守るべき人々や社会のために戦う姿も描かれてきた。バーンサルは、そうした境地に実写版のフランクも到達させたいという。

スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ
(C)& TM 2026 MARVEL

もっとも、パニッシャーを観客に愛されるヒーローへと作り替えたいわけではない。「フランクと同じように、観客に背を向ける勇気と覚悟も持ち続けたい」と強調し、「フランク・キャッスルには、好かれようとするところが一切ない。観客の心をつかもうともしていません」と語った。

人々のために尽くし、正義のために戦うフランクを描きながらも、場合によっては観客の期待とは正反対の方向へ進む可能性も残しておきたいということだ。パニッシャーをわかりやすい善人に変えるのではなく、その危険性や不快さも含めて追求する姿勢である。

『ブランド・ニュー・デイ』では、犯罪者を殺さないスパイダーマンと、殺傷をためらわないパニッシャーが衝突。その一方で、孤独を抱える者同士として、思いがけない結びつきも築かれた。もともとの脚本では対立するだけの関係だったが、トム・ホランドとバーンサルが撮影を重ねるなかで、次第に「兄弟のような関係性」が生まれ、物語にも反映されたという。

また、バーンサルが共同脚本・製作総指揮も務めた「パニッシャー:ワン・ラスト・キル」では、フランクが復讐を超えた生きる意味を探す姿が描かれた。バーンサルは同作と『ブランド・ニュー・デイ』の撮影を行き来し、両作品のフランクが同じ人物として自然につながるよう調整したことも明かしている。

映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は公開中。

Source:Rotten Tomatoes

Writer

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有馬 ノア

洋画好きが高じて、海外エンタメを中心に執筆。ロサンゼルス在住経験を活かし、映画・ドラマのニュースやカルチャーにまつわる話題を追いかけています。趣味は古着と映画ポスター集め。

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