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『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は『レゴバットマン』から着想受けていた ─ トム・ホランドが「こういうのをやるべき」と自ら提案

スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ
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マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』で描かれた、華々しく活躍するスパイダーマンと孤独に暮らすピーター・パーカー。その対比には、意外な作品がヒントになっていた。2017年のDC映画『レゴバットマン ザ・ムービー』だ。主演のトム・ホランドが、YouTube番組Accion Cine Seriesで語った。

ホランドが特に気に入っていたというのは、『レゴバットマン ザ・ムービー』で描かれるバットマンの私生活。世間から見れば、ゴッサムを救うスーパーヒーローのバットマンは、家に帰れば友人たちとパーティーを開き、華やかな暮らしを送っているようにも思える。しかし実際には、ブルース・ウェインは広大な屋敷でひとりぼっち。電子レンジで温めた食事を取りながら映画を観るという、ヒーローとしての姿とは正反対の生活を送っている。

同作では、家族を失った経験から再び誰かを失うことを恐れ、他人を遠ざけてきたバットマンの孤独と、そこから新たな家族を築いていく過程が物語の大きな軸となっていた。ちなみに同作はバットマンのシリーズファンの間でも、非常に忠実にブルース・ウェイン像を描いていると高い評価を受けている。

ホランドは、こうした場面を『ブランド・ニュー・デイ』のデスティン・ダニエル・クレットン監督に送り、「こういうのをやるべきだ」と提案したという。スーパーヒーローとして人々から見られている姿と、そのマスクを脱いだ後の現実を対照的に描くことで、ピーターという人物にさらなる奥行きを与えられると考えたようだ。

さらにホランドは、この対比によって観客がピーターに「人生を変えてほしい」と願い、彼が幸福や平穏、愛を見つけることを望むようになる、とその狙いを説明している。

これは『ブランド・ニュー・デイ』で描かれたピーターの状況そのものだ。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)の出来事を経て、世界中の人々から“ピーター・パーカー”についての記憶が失われた。ホランドは公開前、本作のピーターについて、「人間としての人生」は深刻な状態にある一方、「スパイダーマンとしての彼は絶好調」だと説明していた。

クレットン監督もまた、本作のテーマを「他者とつながることの大切さ」だと語っていた。マーベルのスパイダーマン役が、DCのバットマン作品を参考にしていたという、なんだか嬉しい舞台裏だ。

映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は劇場公開中。

Source:Accion Cine Series, GamesRadar+

Writer

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有馬 ノア

洋画好きが高じて、海外エンタメを中心に執筆。ロサンゼルス在住経験を活かし、映画・ドラマのニュースやカルチャーにまつわる話題を追いかけています。趣味は古着と映画ポスター集め。

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