『スパイダーマン:BND』のピーター、アンドリュー版スパイダーマンからの学びを「意図的に無視」しているとトム・ホランド

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版スパイダーマン最新作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』のグローバル記者会見が2026年7月17日(日本時間)に開催された。主演のトム・ホランドによると、本作で孤独な状況に置かれたピーター・パーカーは、アンドリュー・ガーフィールド版スパイダーマンから学んだ教訓を「意図的に無視している」という。
シリーズ第4弾『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』では、人々から“ピーター・パーカー”の記憶が消去された世界で、ニューヨークの街を守り続けるピーターの姿が描かれる。そんな彼の境遇について、ホランドは現実世界における“孤独”への警鐘でもあると語る。
「今作の始まりでは、ピーター・パーカーの人生において最も暗い章の始まりに直面することになります。僕がこの映画で最も気に入っているのは、コミュニティを持たず、友人もおらず、孤独に生きることの危うさを描いた“警告の物語”になっているところなんです。」
前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)では、“ピーター3”ことアンドリュー・ガーフィールド版スパイダーマンが、“ピーター1”トム・ホランド版に自身の過去を語る場面があった。恋人・グウェンを失った後、怒りに満ちて冷酷になっていたと打ち明け、「君には僕のようになってほしくない」と伝えていたのだ。

ホランドは、「ピーターが前作でアンドリューのスパイダーマンから学んだ教訓のひとつは、“時には、助けを求めることこそが一番勇気のいる行動だ”ということなんです」としたうえで、本作におけるピーターの姿をこう説明する。
「でも今のピーターは、そのアドバイスを意図的に無視していて、それが彼の“人間としての人生”に深刻な影響を与えている。一方で、スパイダーマンとしての彼は絶好調なんです。この映画の冒頭では、ニューヨークにとっての“スパイダーマンの本来の姿”が最も正直に描かれていると思います。」
“孤独なピーター”と“絶好調なスパイダーマン”という対照的なあり方について、「その2つの世界がぶつかり合うことが、僕たちにとって演じる上で本当に楽しい部分なんです」とホランド。「世界の舞台で輝き、驚くような活躍をしている一方で、家に帰れば薄汚れたニューヨークのアパートで頭痛を抱えながら眠りにつく。特に、彼らの様子をインスタグラムで見ているシーンなんて、そのギャップがすごく効いているんですよ」。
また、ピーターの境遇は「若い人たちが毎日直面している現実そのものなんです」とホランドは指摘。「だから僕は、この新しいテーマに深く入り込むことができました。とても身近で、今の世界で起きていることと強く結びついていると感じたから。そして、このスケールの映画でありながら、若い人たちの心に確実に響く物語を語れることが、本当に嬉しいんです」と加えている。
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は2026年7月31日に日米同時公開予定。
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