ノーラン新作『オデュッセイア』インフルエンサー向け試写会を見送り、本国

クリストファー・ノーラン監督最新作『オデュッセイア』について、米ユニバーサルがSNSインフルエンサー向けの事前試写を行わない方針だと米The Hollywood Reporterが報じている。
映画の事前試写といえば、従来は批評家やメディア関係者に向けて行われるものが一般的だった。しかし近年のハリウッド大作では、公開前の話題づくりを目的に、映画系インフルエンサーやSNS上で影響力を持つ発信者を招いた“口コミ試写”が行われることも少なくない。日本でも同様の施策は見られ、映画ファンなら、公開前の試写会に招かれたインフルエンサーがSNSに絶賛コメントを投稿している光景に見覚えがあるだろう。
こうしたインフルエンサー試写は、SNS上で早期に熱量を生み出せる一方、その宣伝効果や受け止められ方については議論もある。また、映画の文脈とは必ずしも結びつかないインフルエンサーが招かれるケースもあり、作品や映画文化に関心を持つファンからすれば、その人選に疑問を抱くこともあるだろう。近年では、こうした試写施策の信頼性や正当性を疑問視する声も出ている。
もっとも、『オデュッセイア』がインフルエンサー向け試写を行わない理由は明らかになっていない。今回の判断をもって、ユニバーサルがインフルエンサー施策そのものの価値を見限ったと結びつけるのは早計だろう。ノーラン作品は、公開前の情報管理や劇場体験そのものの価値を重視する作風・宣伝展開とも相性がよく、単に作品の秘密性や神秘性を守る狙いがある可能性もある。
『オデュッセイア』は、ホメロスの叙事詩をもとにした神話的アクション大作。『オッペンハイマー』でアカデミー賞作品賞・監督賞などを受賞したノーランの次回作であり、マット・デイモン、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ゼンデイヤ、ロバート・パティンソン、ルピタ・ニョンゴ、シャーリーズ・セロンら豪華キャストが集結する。
本作は2026年7月6日にワールドプレミアを迎え、その後、本国で映画批評家向けの試写が始まる見込み。米公開は2026年7月17日で、日本公開は9月11日予定だ。
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Source:The Hollywood Reporter




























