『オデュッセイア』本編がXに流出、2時間半で210万回違法再生被害 ─ ユニバーサルは法的措置も視野

クリストファー・ノーラン監督最新作『オデュッセイア』の本編映像が、米国公開中にSNSへ違法投稿され、数百万人に閲覧される事態が発生した。配給の米ユニバーサル・ピクチャーズは削除対応を開始し、知的財産を保護するため「あらゆる適切な措置」を講じる構えを示している。
米Varietyによると、問題の映像は2026年7月25日午後2時25分ごろ(米太平洋時間)、X上の投稿によって広く拡散された。現在は凍結されている別アカウントが、本編の高画質な海賊版を投稿していたもので、「誰かが『オデュッセイア』の全編をXにアップロードした」と紹介する投稿を通じて急速に拡散。わずか約2時間半で、表示回数は210万回を超えたという。
その後、映像は著作権侵害による削除通知へと差し替えられ、投稿元のアカウントも停止された。7月26日時点では複製された映像の一部がX上に残っていたとされるが、大半は削除された模様。なお、流出したデータがどのように入手されたのか、投稿者が誰なのかといった経緯は明らかになっていない。
ユニバーサル・ピクチャーズは今回の事態について、「本作が許可なく投稿されていることを把握し、直ちに削除手続きを開始した」と声明。著作権侵害を重大に受け止めているとして、コンテンツおよび知的財産権を保護するため、利用可能なあらゆる適切な救済措置を追求すると表明した。具体的な訴訟や投稿者の特定など、今後の対応については発表されていない。
本作をめぐっては、米公開直後にも作品名を利用した偽の海賊版ファイルや、マルウェアを仕込んだとみられるファイルが確認されていた。今回の流出は、そうした偽物ではなく、実際の映画本編を収録した高画質版。劇場公開から約1週間という早い段階で、長編大作の本編が一般的なSNS上に直接投稿され、短時間で数百万人に到達する異例の事態となった。
近い事例は、わずか数週間前にも発生していた。ディズニー&ピクサーの『トイ・ストーリー5』でも、米劇場公開から間もない時期に、高画質の本編全編がXへ投稿されている。映像は削除されるまでに数百万人へ届いたとされ、劇場でスクリーンを盗撮した一般的な海賊版とは異なる画質だったことから、完成済みの映像データが何らかの形で持ち出された可能性も指摘されていた。
ホメロスの古代ギリシャ叙事詩を、映画史上初となる全編IMAX撮影で映像化した『オデュッセイア』。主人公オデュッセウス役のマット・デイモンをはじめ、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ロバート・パティンソン、ゼンデイヤ、ルピタ・ニョンゴ、シャーリーズ・セロンらが出演する。映画『オデュッセイア』は2026年9月11日(金)日本公開。
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Source:Variety




























