『ロード・オブ・ザ・リング』Pの新ファンタジーが始動 ─ ドラゴン風生物と王国戦争、シリーズ化構想

『ロード・オブ・ザ・リング』3部作のプロデューサーとして知られるバリー・M・オズボーンが、新作ファンタジー映画『Wars of the Drakons: The Seer’s Prophecy(原題)』を手がけることがわかった。本作は、新たなシリーズの幕開けとなる作品として構想されている。米Deadlineが報じた。
物語の舞台は、戦乱に揺れる世界エアリオン。そこでは、強大な超自然的能力を持つドラゴンのような生物“ドラコン”を従え、諸王国が覇権を争っている。
主人公は、伝説の戦士にしてドラコン使いのケイル・D・サー(Kale D’Sar)。冷酷な王に忠誠を誓っていたケイルは、謎めいた予言者から「王の娘カーリー王女こそが偉大な戦士となり、分裂した王国を統一し、父の血塗られた支配を終わらせる」と告げられる。
王が幼い娘を排除しようと動き出す中、ケイルは王女を救うための危険な陰謀に加わり、義務と家族、そして世界全体の未来をめぐる重大な選択を迫られる。戦争、禁断の愛、裏切り、魔法、壮大なドラコン同士の戦いが繰り広げられ、古代の秘密とエアリオンの命運を懸けた物語が描かれるという。
本作は半年以上にわたり開発が進められており、新人のカーラ・ロメロが脚本と製作を担当する。関係者によると、没入感のある世界構築と登場人物の感情に根ざしたストーリーテリングを融合させ、国際的に幅広い観客へ訴求する大規模ファンタジー・アドベンチャーを目指すという。
製作にはオズボーンのほか、アライアンス・シネマのジャネット・B・ミリオとジム・ミリオが参加する。オズボーンは本作について、次のように語った。
「私は常に、情熱と献身を持った脚本家やプロデューサーたちが協力して主導する、ドラマチックなファンタジー映画に惹かれてきました。過去6か月間の開発を通じて、カーラはまさに情熱的な脚本家・プロデューサーであることを証明してくれました。ジャネット・B・ミリオとジム・ミリオも加わり、私たちは無敵の製作チームとなりました。
私たちが作り上げる映画は、あらゆる層の観客を惹きつけるものになると確信しています。検討中のキャストやスタッフ、ロケ地は、この脚本にふさわしいスケールと壮大さをさらに高めてくれるでしょう。皆さんとともに、この旅に出られることを楽しみにしています。」
ロメロも、「『Wars of the Drakons』は、長年かけて形にしてきた情熱のプロジェクトです。私は、驚きと発見に満ちた非日常の世界へ観客を誘うファンタジー・アドベンチャーが大好きでした」とコメント。
さらに、「プロデューサーのバリー・M・オズボーン、そして製作総指揮のジャネット・B・ミリオ、ジム・ミリオと組み、このビジョンを実現できることを光栄に思います。『Wars of the Drakons』を通じて、私は忠誠心という不変の力と、その人の真の姿を明らかにする選択というテーマを探求します。観客がこの世界に没頭し、キャラクターを愛し、旅が終わった後も長く物語を心に留めてくれることを願っています」と作品への思いを明かしている。
オズボーンは、ピーター・ジャクソン、フラン・ウォルシュとともに『ロード・オブ・ザ・リング』オリジナル3部作の全作品にプロデューサーとして名を連ねた3人のうちの一人。完結編『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003)では、アカデミー賞作品賞を受賞した。
このほか、『フェイス/オフ』(1997)ではプロデューサー、『マトリックス』(1999)、『華麗なるギャツビー』(2013)、『MEG ザ・モンスター』(2018)、実写版『ムーラン』(2020)では製作総指揮を担当。近年はフランシス・フォード・コッポラ監督の『メガロポリス』(2024)で製作総指揮を務めた。本作は、82歳のオズボーンにとって10年以上ぶりのプロデュース作となる。
現時点で監督やキャスト、撮影時期、公開時期は発表されていない。
▼ ファンタジーの記事
Source:Deadline
























