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『エイリアン』新作映画、『パシフィック・リム』続編ヒロインの新鋭俳優を抜擢 ─ 主演として契約交渉中

エイリアン
(C)2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

SFホラー映画の金字塔、『エイリアン』シリーズの新作映画(タイトル未定)に、主演俳優として『パシフィック・リム:アップライジング』(2018)などの新鋭ケイリー・スピーニーが出演交渉中であることがわかった。米Deadlineなどが報じている。

既報によると、本作は過去作との繋がりを持たない独立したストーリー。ただし、シリーズでおなじみのゼノモーフを中心に、再び人類への脅威が蘇るという筋立てになるという。プロットの詳細や、ケイリーが交渉中である主人公の役柄は不明。製作の20世紀スタジオはキャスティング作業を進めており、ケイリーは数回の面接ののち、主役の有力候補として名前が挙げられたという。女性主人公というシリーズの伝統も継承されることになりそうだ。

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監督・脚本・製作は『ドント・ブリーズ』(2016)のフェデ・アルバレスが務め、シリーズを生んだリドリー・スコットもプロデューサーとして参加。アルバレス監督の提案を受けて、スタジオ側は本作の優先順位を高めており、すでに脚本の改稿版も完成しているとのこと。撮影は2023年前半に開始される予定だ。なお、本作は米Huluのオリジナル作品となる。

このたび報じられたケイリー・スピーニーは1997年生まれの25歳で、『パシフィック・リム:アップライジング』にヒロインとして抜擢されて映画デビューを果たした。近年は『MEN 同じ顔の男たち』(2022年12月9日公開)のアレックス・ガーランド監督によるドラマシリーズ「Devs」(2020)や新作映画『Civil War(原題)』のほか、ドラマ「ファーストレディ」(2022)などに出演。ソフィア・コッポラ監督によるプリシラ・プレスリーの伝記映画『Priscilla(原題)』では主演を務める。

なお『エイリアン』シリーズには、リドリー・スコット監督による第1作『エイリアン』(1979)を皮切りに、ジェームズ・キャメロン監督『エイリアン2』(1986)、デヴィッド・フィンチャー監督『エイリアン3』(1992)、ジャン=ピエール・ジュネ監督『エイリアン4』(1997)がある。『プレデター』シリーズとクロスオーバーした『エイリアンVSプレデター』シリーズ、リドリーが復帰した前日譚映画『プロメテウス』(2012)『エイリアン:コヴェナント』(2017)も製作された。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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