またしてもファン垂涎、『エイリアン2』で大活躍した動体探知機“M314モーション・トラッカー”が発売!

2017年に公開される新作映画で個人的に最も期待を寄せている作品のひとつは、米国での公開が2017年5月19日と迫ってきている話題の『エイリアン』フランチャイズ最新作、リドリー・スコット監督による『エイリアン:コヴェナント』である。
『プロメテウス』を含めると過去5作品が製作された『エイリアン』フランチャイズでは、リドリー・スコットをはじめ、実に個性豊かな監督陣がそれぞれ手腕を振るっている。ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャー、そして何をトチ狂ったのか、最終的にはジャン=ピエール・ジュネという飛び道具まで出てきてしまった。フィンチャーあたりからは賛否両論ありつつも、個人的にはどの作品もそれぞれに見る価値があると感じている。
現在も『エイリアン: コヴェナント』の続編として、リドリー・スコットによる次回作製作の話があれば、ジェームズ・キャメロンが『エイリアン』フランチャイズに再び関わりたがっているという話もあり、さらには随分前から滞っているようだが『エイリアン5』製作の話も耳にする。この『エイリアン』という叙事詩的作品が、いまだに強く愛されている証だろう。
そう、主にウィリアム・ハドソン上等兵(ビル・パクストン)が扱っていた動体探知機、“M314モーション・トラッカー”(Aliens M314 Motion Tracker)だ!
“M314モーション・トラッカー”は、その名の通り、周囲で動いている物体を感知して距離と方位をスクリーンに表示する機器であり、いわば持ち運びの出来る小型対人レーダーのようなものだと言える。『エイリアン』ではイアン・ホルムが演じる科学主任アッシュが、周囲の空気密度を遠隔測定し、動く物体の存在を、機器から発する音の高低によって認知するモーション・トラッカーを製作していたが、この“M314”タイプの動作原理は『エイリアン2』の劇中では説明されていない。ちなみにこのモーション・トラッカーは、機器からの相対距離を水平方向の距離に換算して表示するため、三次元的な探知が不可能だという致命的な欠点があり、これは劇中でも最悪のポイントとして描かれている。
もちろん今回リリースされるのはレプリカなので、実際に周囲の動体を探知することは当然出来ない。しかし、よりリアリティーを表現するための機能として、搭載されたスクリーンに周囲から迫りくる動体が擬似的に表示される仕様になっているようである。以下がその表示動画のサンプルとなっている。
またこちらのアイテムは、通常版のほか、豪華版の“HCG Exclusive Aliens M314 Motion Tracker”というものもリリースされる。何が違うのかといえば、個別番号を記した金属板が付属しているということと、機器を肩に掛けるグリーンのショルダー・ベルトが付属しているというだけのようだ……。
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