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ニコラス・ケイジは『スパイダーマン』グリーンゴブリン役を辞退していた ─ 「スパイダーマンを蜘蛛のように這い回らせて」とリクエストも

Green Goblin Mask I by Eden, Janine and Jim https://www.flickr.com/photos/edenpictures/48658418053 | Nicolas Cage by Georges Biard, CC BY-SA 3.0 , via Wikimedia Commons

ニコラス・ケイジが、サム・ライミ監督による映画『スパイダーマン』(2002)で、ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン役のオファーを断っていたことを明かした。米Varietyのインタビューで語っている。

ケイジといえば、ハリウッド屈指のコミックファンとして知られる俳優のひとり。自身の芸名“ケイジ”はマーベル・コミックのヒーロー、ルーク・ケイジに由来するとされ、長男にはスーパーマンの本名から取った“カル=エル”という名前を付けている。そんなケイジは、ライミ版『スパイダーマン』にも、ある形で関わる可能性があったようだ。

インタビューで、ライミ版第1作のノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン役を断ったのは事実かと尋ねられたケイジは、「ええ」と認めている。ライミとは「素晴らしいランチ」を共にしたそうで、その席でケイジは、スパイダーマン役の俳優に“ひとりでいる時、蜘蛛のように這い回る場面”をやらせてほしいと提案したという。

「サムには、『スパイダーマンを演じる人は誰でもいいから、ひとりでいる時に蜘蛛のように這い回るシーンを1つやらせてやってほしい』と言ったんです。でも、それは実現しませんでした。彼は僕にグリーン・ゴブリンをやってほしかったんです」

ケイジは、ライミ監督について『死霊のはらわた』第1作・第2作の頃から好意を持っており、「一緒に仕事をしたかった」と振り返っている。しかし当時、ケイジには別の出演作『アダプテーション』(2002)があった。

ケイジはこの判断を、かつて『ジム・キャリーはMr.ダマー』(1994)を断り、『リービング・ラスベガス』(1995)を選んだ時のことになぞらえている。『リービング・ラスベガス』でケイジはアカデミー主演男優賞を受賞し、『アダプテーション』でもアカデミー主演男優賞にノミネートされた。結果として、「どちらの決断も、自分にとって正しいものでした。その結果に満足しています」と振り返っている。

その後、ライミ版『スパイダーマン』のノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン役はウィレム・デフォーが演じることになった。デフォーは狂気と哀しみを併せ持つ名演で、同役をシリーズ屈指の人気ヴィランへと押し上げ、後に『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)でも再演。今では、実写スパイダーマン映画史を代表するヴィランのひとりとして定着している。

一方のケイジもまた、長い時間を経てスパイダーマンの世界にたどり着いた。アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)ではスパイダーマン・ノワールの声を担当し、現在は実写ドラマ「スパイダー・ノワール」で主演を務めている。

かつてライミに“蜘蛛のように動くスパイダーマン”を提案しながら、グリーン・ゴブリン役は選ばなかったケイジ。その俳優が、20年以上を経て今度は自らスパイダーマン側の人物を演じているのだから、なんとも不思議な巡り合わせである。

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Source:Variety

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Joe Kishi

THE RIVER編集部。ハリウッド大作からインディー作品、アニメーションまで幅広くカバー。魂を揺さぶる瞬間に出会える記事を届けたい。

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