『アバター』今後どうなる?「半分の時間で、3分の2の費用で作りたい」キャメロン監督、新技術を検討へ

『アバター』シリーズ第4作・第5作は、やはり簡単には進まないようだ。ジェームズ・キャメロン監督が、今後のシリーズ継続に向け、新たな製作技術を検討していることを明かした。
キャメロンはポッドキャスト番組The Empire Film Podcastにて、『アバター』第4作・第5作について言及。「『アバター4』と『5』は、まだ宙に浮いている状態です」と語った。
もっとも、これはシリーズ継続を諦めたという意味ではない。むしろキャメロンは、次の2作を実現するために、製作方法そのものを見直そうとしている。
「より効率的に作るため、新しい技術を検討していくつもりです。とにかく、とんでもなくお金がかかるし、時間もかかるので。私の基準としては、半分の時間で、3分の2の費用で作りたい。それをどう実現するかを見極めるのに、1年ほどかかるでしょう。その間、私は脚本を書いたり、ほかのことをいくつか進めたりすることになると思います。」
『アバター』シリーズは、2009年の第1作から一貫して、映画製作技術の限界に挑む作品として作られてきた。第2作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)では水中パフォーマンスキャプチャーが大きな話題となり、第3作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』(2025)でも、パンドラの世界はさらに拡張された。
一方で、その圧倒的な規模は、製作期間とコストの問題とも表裏一体だ。キャメロン自身、以前から第4作・第5作の実現にはビジネス面での成立が必要だと語ってきた。『ファイヤー・アンド・アッシュ』公開前には、続編が作れなくなる可能性にも触れ、「もしも何らかの理由で『4』と『5』を作れなくなった場合、私が記者会見を開き、どのような計画だったかをお話しするのはどうですか?」とも発言していた。
第4作・第5作は、現時点ではそれぞれ2029年、2031年の公開予定とされている。ただし過去にはプロデューサーが、このスケジュールを「暫定的」と表現していたこともあり、現在のキャメロンの発言を踏まえると、今後の製作体制や公開時期にはなお流動的な部分がありそうだ。
それでも興味深いのは、キャメロンが「作るかどうか」だけでなく、「どう作るか」を問題にしている点である。『ターミネーター2』『タイタニック』『アバター』でそうだったように、キャメロンは新作ごとに映画製作の方法を更新してきた。第4作・第5作で問われているのは、今度は“より大きく作る”ことではなく、“同じ規模をより持続可能に作る”ことなのかもしれない。
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Source:The Empire Film Podcast


























