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『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』撮影再開、シュリ役レティーシャ・ライトが怪我から回復

ブラックパンサー
©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『ブラックパンサー』(2018)の続編映画『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー(原題)』の撮影がまもなく再開されることがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。

『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』は2021年6月に撮影が開始されたが、約2ヶ月後の8月、主要キャストであるシュリ役のレティーシャ・ライトがスタントの撮影で負傷。第一報では軽傷だと伝えられたが、怪我は当初考えられていたより深刻なもので、レティーシャは治療のための休養に入っていた。製作チームはレティーシャ不在のまま撮影を継続していたが、11月下旬には撮影の中断が報じられている。

報道によると、本来は2022年1月10日に撮影が再開される予定だったが、複数のキャスト&スタッフが新型コロナウイルスに感染したため、実際の撮影再開は今週(1月16日週)になったとのこと。撮影はアトランタにて約4週間にわたり実施される予定。レティーシャの代理人は「彼女は復帰する以降でしたが、完全に回復するまで待機する必要がありました」とのコメントを発表している。

なお、レティーシャについては、新型コロナウイルスのワクチンに懐疑的な投稿をSNSでシェアしたことをきっかけに、ワクチンを接種していないこと、撮影現場でワクチンに否定的なコメントを繰り返したことが報じられていた(後者はレティーシャ自身が「事実無根」と否定)。米国への渡航には2度のワクチン接種の証明が不可欠であり、未接種のレティーシャが米国での撮影に参加できないことも懸念されていたが、すでに「一連の問題は解決した」という。

ブラックパンサー/ティ・チャラ役のチャドウィック・ボーズマンが2020年8月に逝去したことを受け、続編ではティ・チャラの妹であるシュリが主役級のキャラクターになったとされている。ただし、この扱いが本作以降の映画・ドラマにも続くのかは不明。エムバク役のウィンストン・デュークも役割が大きくなったため、ウィンストンは出演条件の大幅な見直しをマーベル側に交渉したとも報じられている。

映画『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー(原題)』は2022年11月11日に米国公開予定。すでに一度公開日が繰り下げられていることもあり、今回の撮影中断でこれ以上の影響は生じない見込みだという。

Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。