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米文学の巨匠トルーマン・カポーティ、未完の問題作『叶えられた祈り』に迫るドキュメンタリーが世界最速公開

トルーマン・カポーティ 真実のテープ
© 2019, Hatch House Media Ltd.

『ティファニーで朝食を』『冷血』など数々の傑作小説を残した、20世紀アメリカ文学界を代表する作家トルーマン・カポーティの素顔に迫る文芸ドキュメンタリー『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』が、世界での公開に先がけて、2020年11月6日(金)より全国順次されることが決定した。あわせて、日本版オリジナルポスターが到着している。

ニューヨーク文壇の寵児として、またゲイのセレブリティのアイコンとして社交界を席巻したトルーマン・カポーティ。『冷血』の大成功を経て、長年出版が待ち望まれた新作『叶えられた祈り』は、ニューヨークの上流階級の実態を描いた最高傑作となるはずだった。しかし第一章が発表されるや、スキャンダラスな内容ゆえに激しい論争を巻き起こす。社交界から追放され、多くの友人を失ったカポーティは、アルコールと薬物中毒に苦しみ、作品の完成を待たずしてこの世を去った。なぜ、彼は多くの人を傷つけるような作品を執筆したのか。その波乱に満ちた人生を紐解き、『叶えられた祈り』をめぐるミステリーに迫る一作だ。

トルーマン・カポーティ 真実のテープ
© 2019, Hatch House Media Ltd.

ジャーナリストのジョージ・プリンプトンによる評伝『トルーマン・カポーティ』を基にした本作は、オバマ政権時のホワイトハウスでソーシャル・セクレタリーを務めた異色の経歴を持つ、イーブス・バーノーの監督デビュー作。作家ノーマン・メイラーや女優ローレン・バコールなどの貴重な取材テープ、カポーティの養女ケイト・ハリントン、作家のジェイ・マキナニーやファッション・ジャーナリストのアンドレ・レオン・タリーなど、独自のルートで入手した新たなインタビューから、謎に包まれたカポーティの素顔が見えてくる。

日本版ポスターは、ファッション・アート写真界を代表する名匠、リチャード・アヴェドンが撮影したカポーティの写真とともに、カポーティ自身の「私はアル中である。私はヤク中である。私はホモセクシュアルである。私は天才である」という言葉が添えられた。“誰もが一度は会いたいと願うが、一度会えば二度とは会いたくない男”と呼ばれ、「指折りの人たらし」「掛け値なしの奇人」「ゲスな男」「ドラッグ漬け」「砂糖漬けのタランチュラ」などと評された天才作家の、謎に包まれた生涯とは。

映画『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』は2020年11月6日(金)Bunkamuraル・シネマほか全国にて世界最速ロードショー

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    THE RIVER編集部THE RIVER

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