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新『チャーリーズ・エンジェル』に歴代エンジェルも登場、エンディングをネタバレ解説

チャーリーズ・エンジェル
Kristen Stewart, Naomi Scot, and Ella Balinska star in Charlie's Angels.

この続きには、『チャーリーズ・エンジェル』ラストシーンのネタバレ紹介が含まれています。

『チャーリーズ・エンジェル』ラストシーン解説 あのカメオは誰?

危険なミッションをクリアし、晴れてエンジェルたちの仲間入りを果たしたエレーナ(ナオミ・スコット)は、タウンゼント社で新人エンジェルとしての手ほどきを受ける。ここでは、どうやらサプライズ登場らしい形で様々な女性が続々と登場していたが、一体どのような人物だったのだろう。実際のラストシーン映像と共に確認していく。

「エレーナです」と初々しく自己紹介する彼女を「ケリー・ギャレットよ タウンゼント社へ ようこそ」と迎えるオーラたっぷりの女性こそ、初代エンジェルである女優ジャクリーン・スミス。1976年から1981年にかけて米放送されたTVシリーズ版「チャーリーズ・エンジェル」で、全5シーズンにわたってケリー役を演じ通し、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(2003)にもカメオ登場を果たしたエンジェル界の大先輩だ。

続いて、フレイムペイントが施されたマッスルカーで運転テクニックを伝授する女性はダニカ・パトリック、本物のレースドライバーだ。「最も偉大な女性レーサー」と呼ばれ、レース界でその名を知らない者はいない。エンジェルたちの運転テクは、ダニカ直伝だった……?

次のシーンで、道着姿でエレーナを待ち構えていたのはロンダ・ラウジー。柔道出身の格闘家だ。2008年の北京オリンピックではアメリカ女子柔道史上初のメダルを獲得し、数々の選手権で優勝を経験している。総合格闘技やプロレス界でも活躍。Instagramでは1,285万人ものフォロワーを有する。

爆弾解体のクラスを受け持っていた女性は、「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」(2013-2019)ソフィア役でも知られるラバーン・コックス。トランスジェンダーを公言し、LGBTの考えをサポートするセレブリティだ。

チャーリーズ・エンジェル

続くスカイダイビングの訓練で、エレーナと共に挑んでいたエンジェル候補生たちの顔ぶれには、見覚えがあるという方も少なくないだろう。「全然怖くない やってやる!」と闘魂を見せているのは『バンブルビー』(2018)ヘイリー・スタインフェルドで、本作監督のエリザベス・バンクスの監督デビュー『ピッチ・パーフェクト2』(2015)つながり。「本当に天使になりませんように」と手を叩くのは「リバーデイル」(2017-)『ハスラーズ』(2019、日本2020)リリ・ラインハートだ。

「今こそ訓練の成果を!」と一緒に立ち上がっているのは、奥が元オリンピック体操アメリカ代表のアリー・レイズマンで、手前はスノーボード選手のクロエ・キム。この2人は、エリザベス・バンクスと一緒にマルーン5(Maroon 5)の「Girls Like You ft. Cardi B 」ミュージック・ビデオに登場していたというつながりがある。

このスカイダイビングのシーンでは、エリザベス・バンクス演じるボスレーが「1999年にRBGが飛んだ時…」と口を滑らせているが、RBGとはアメリカ人にとって国民的アイコンでもある女性最高裁判事のルース・ベイダー・ギンズバーグのことだ。その生き様、功績、性格から、巨漢ラッパー「ノトーリアス B.I.G」をもじった「ノトーリアスRBG」なんて愛称もついた存在で、2019年には彼女を描く映画『ビリーブ 未来への大逆転』『RBG 最強の85才』が日本でも立て続けに公開となっていた。

映画『チャーリーズ・エンジェル』は2020年2月21日(金)より全国公開中。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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