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「誰がクレイフェイスの映画なんて求めた?」批判にジェームズ・ガン反論「じゃあ誰が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を求めたんだ?」

クレイフェイス
© DC Studios. All Rights Reserved.

「いったい、誰がクレイフェイスの映画なんて求めたんだ」──。あるユーザーの無礼な声に、DCスタジオの代表を務めるジェームズ・ガンが答えた。

映画『クレイフェイス』は、『スーパーマン』(2025)『スーパーガール』(2026)に続く新DCユニバースの映画第3弾。おなじみ人気ヒーローの単独映画から、決して知名度の高くないヴィラン映画へという大胆な舵切りは、確かに多くのコミックファンや映画ファンを驚かせた。

しかし、ガンはこの選択に確固たる自信を持っているようだ。Threadsに投稿された冒頭の書き込み(すでに削除されている)に対し、ガンは己の見解を綴っている。

「いったい、誰が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)や『カサブランカ』(1942)、『メリーに首ったけ』(1998)、『パンズ・ラビリンス』(2006)、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)、『WEAPONS/ウェポンズ』(2025)、『マトリックス』(1999)を求めたんだ? 一見そのように見えるかもしれないけれど、ハリウッドとは、観客が数え切れないほど観てきたIPの中から、見たいものを投票することでしか映画を作れない場所ではないんです。」

現在のハリウッドは、IP作品やフランチャイズ作品が全体の大多数を占め、オリジナル脚本の新作映画がなかなか作られにくい状況にある。『クレイフェイス』のように知名度の低いキャラクターを利用することは、IPの強みを活かしつつ、クリエイターが独自の創作にチャレンジできる機会でもあるのだ。ガン自身が、マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)でそのスタイルを取っていたように。

「今回のケースでは、最初にマイク・フラナガンが、そのあとにジェームズ・ワトキンスとホセイン・アミニが、あまり知られていない架空のキャラクターに刺激を受け、非常に特別な物語を紡ぎ出してくれました」とガンは綴る。

「ただ金を稼ぐために、情熱も共感も持てない大人気キャラクターの味気ない脚本を書く脚本家よりも、私はそういうインスピレーションをはるかに好むのです。」

Threadsで見る

『クレイフェイス』の主人公は、若き実力派スターとして成功を掴みかけた俳優マット・ヘーゲン。ところが彼は、ある事件によってキャリアと名声、そして俳優にとって命ともいえる“顔”を失い、再起への執着の果てに“怪物”へと変貌していく……。

主演は「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」などのトム・リス・ハリス。共演には『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)などのナオミ・アッキーをはじめ、デヴィッド・デンシック、マックス・ミンゲラ、エディ・マーサンらが名を連ねた。

脚本は『ドクター・スリープ』(2019)などのマイク・フラナガンとホセイン・アミニ。監督は『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』(2024)のジェームズ・ワトキンスが務める。製作にはマット・リーヴス、リン・ハリス、DCスタジオ共同会長兼CEOのジェームズ・ガン&ピーター・サフラン。

映画『クレイフェイス』は2026年10月30日(金)公開。

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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