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『ジョーカー』などのプロデューサー、1億ドル超ポンジスキーム容疑で起訴

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映画『ジョーカー』(2019)や『バビロン』(2022)などにエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねた映画投資家・プロデューサーのジェイソン・クロスが、1億ドル(約163億円)を超える資金を投資家から不正に集めたとして起訴された。

米司法省の発表によると、カリフォルニア州ビバリーヒルズ在住、60歳のクロスは、通信詐欺7件の罪に問われている。起訴状は2026年7月28日にシカゴの連邦地方裁判所で公開され、クロスは同日にロサンゼルスで逮捕。現地の連邦裁判所に初出廷した。

クロスはカナダを拠点とする映画金融会社Creative Wealth Media Finance Corporationを運営。起訴状によれば、2019年4月ごろから2026年6月ごろまで、映画やエンターテインメント作品、ゲーム関連の投資プラットフォームに出資すると説明し、イリノイ州の投資顧問やその顧客らから1億ドル以上を集めたとされる。

しかし検察当局は、クロスが当初から資金を説明通りに使用する意思を持たず、カナダの不動産開発や個人的な目的など、無関係の用途に流用していたと主張している。さらに投資価値を実際より高く見せかけ、新たな投資家から得た資金の一部を以前の投資家への返済に充てる、いわゆるポンジ・スキームを行っていたという。

また、投資資金がいずれ返還されると被害者に信じ込ませるため、ある映画製作会社の破産によって資金にアクセスできなくなっているとの虚偽説明も行ったとされる。検察側は、少なくとも1,225万ドルの没収を求めている。通信詐欺罪は1件につき最長20年の禁錮刑が科される可能性がある。

クロスは映画への資金提供を通して、『ジョーカー』のほか『ゴーストバスターズ/アフターライフ』『ハウス・オブ・グッチ』『リコリス・ピザ』『バビロン』『ロングレッグス』など、数多くの作品にプロデューサーとして参加してきた。

クロスをめぐっては以前から、映画投資に関する複数の民事訴訟が提起されていた。2024年には、TNTのドキュメンタリーシリーズへの投資をめぐる訴訟で、フロリダ州の陪審から投資家に1,960万ドルを支払うよう命じられたと報じられている。またカナダのオンタリオ証券委員会も、集めた資金の一部が本来とは異なる用途に流用されたとして、クロスと同社に対する手続きを進めている。

Source:Deadline,Variety

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有馬 ノア

洋画好きが高じて、海外エンタメを中心に執筆。ロサンゼルス在住経験を活かし、映画・ドラマのニュースやカルチャーにまつわる話題を追いかけています。趣味は古着と映画ポスター集め。

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