ヴィン・ディーゼル「こんな夜に、ポールがいない」 ─ 『ワイルド・スピード／ファイヤーブースト』にポール・ウォーカーの娘メドウ出演

人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』最新作となる第10作『ワイルド・スピード／ファイヤーブースト』にドミニク・トレット役で続投するヴィン・ディーゼルが、ブライアン・オコナーを演じた故ポール・ウォーカーの娘、メドウ・ウォーカーの出演を認めた。

ハリウッドで開催された『ファイヤーブースト』の予告編プレミア・イベントに、「For Paul（ポールのために）」とプリントされたTシャツを着用したディーゼルが登場。米Extraのインタビューにて、「こんな夜に、あなたのブラザーであるポールは、どんな風に心に存在していますか？」と質問されて回答している。

「こんな夜、ここにポールはいません。きっとポールは、（大地震が起きた）トルコで瓦礫の下から子どもたちを助け出しているでしょう。だから、こんな夜にポールは、僕たちは一つの世界であり、お互いのために祈り、世界の反対側のトルコで起きていることが、僕たちに関係があることを思い出させてくれるんです。今、彼はそこ（トルコ）にいますよ。」

そのコメントに、「本作にメドウが出演していますよね？」とインタビュワーが不意打ちをかけると、「なんで秘密を知ってるの？誰が言ったんだ？」と仰天するディーゼル。それならば仕方がない……と降参気味に、「誰かの願いを叶えることが出来たら、本当に素晴らしく豊かな気持ちになれるでしょう。もし人生でそう出来るほど自分が幸運なら、それに勝るものはないんじゃないかな」と、第10作にメドウが出演していると認める形で回答した。

私生活でも実の兄弟のようにポールと親しくしていたディーゼルは、ポールの死後もウォーカー家と交流を続けており、2021年にはメドウの結婚式でポールの代役としてヴァージンロードを歩いたそうだ。

亡きポールの忘れ形見であるメドウが出演している『ワイルド・スピード／ファイヤーブースト』は、2023年5月19日に全国公開。For Paul.

Source:Extra