『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ハルク参戦、監督がファイギに直談判していた ─ 「入れろという指示ではなかった」

『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』で実現したスパイダーマンとハルクの共演は、マーベル・スタジオ側から課された“ゲスト出演枠”ではなかったようだ。デスティン・ダニエル・クレットン監督によれば、ハルク/ブルース・バナーを物語に必要と考えた制作陣が、ケヴィン・ファイギに使用許可を求めていたという。
クレットンが米NPRの番組「Fresh Air」で明かした。マーベル作品のキャラクターを起用する際、ファイギから一方的に指定されるのではなく、まず制作陣が物語に必要な人物を考え、それから「このキャラクターを使えるか」と相談するのだという。ハルクについても同じプロセスだった。
「ハルクを入れることは“指示”ではありませんでした。こちらからお願いして、ケヴィンが許可してくれたんです」
クレットンによれば、脚本チームの部屋には候補となるマーベル・キャラクターが多数並べられており、最初から誰かを登場させることを前提に物語を逆算するのではなく、ストーリーを発展させながら必要な人物を選んでいったという。ハルクについては「この映画に登場することが理にかなっていた」と振り返っている。
トム・ホランド版『スパイダーマン』ではこれまで、『ホームカミング』(2017)のアイアンマン、『ファー・フロム・ホーム』(2019)のニック・フューリー、『ノー・ウェイ・ホーム』(2021)のドクター・ストレンジと、MCU側のキャラクターが各作品で重要な役割を担ってきた。
『ブランド・ニュー・デイ』ではマーク・ラファロ演じるハルクのほか、ジョン・バーンサル演じるパニッシャー/フランク・キャッスルも登場。フランクはピーターと時に対立しながらも、孤独や暗い道へ進もうとする彼を気にかける“男の先輩”のような役割を担っている。
こうしたゲストキャラクターの顔ぶれだけを見れば、過去3作と同じくMCUとのクロスオーバーを前提とした人選にも思える。少なくともハルクについては、マーベル側から「登場させるように」と指定されたのではなく、クレットンら制作陣が物語上の必要性から選び、ファイギに持ち込んだキャラクターだったわけだ。
なおクレットンは、候補として検討したものの採用されなかったマーベル・キャラクターも「たくさん」いたと明かしている。最終的に誰を登場させるかは、MCU全体の都合を先に置くのではなく、本作の物語に合うかどうかを重視して決めていったという。
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は全国の映画館で公開中。
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Source:NPR「Fresh Air」

























