『ワイスピ』最終回、なぜこんなに時間がかかってる? ─ ジゼル役ガル・ガドットが説明

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(2023)から約5年を経て公開される、メインシリーズ最終作『Fast Forever(原題)』。いまだ撮影開始を待つ状態だが、一体なぜこれほど時間がかかっているのか。ジゼル役のガル・ガドットによれば、理由のひとつは脚本を「完璧な形」まで練り上げるためだという。
ガドットが、新作映画『ザ・ランナー』のプロモーションで米Colliderのインタビューに応じて明かした。『Fast Forever』の長い製作期間について尋ねられると、こう答えている。
「ここまで時間がかかっている理由のひとつは、脚本を完全に練り上げて、完璧な形にするためだと思います。このシリーズを愛している人が本当にたくさん関わっていることは知っていますし、私もそのひとりです。だから、最高の形で締めくくれたらと思っています。」
主演・プロデューサーのヴィン・ディーゼルは2026年8月、米Varietyの取材で、フィナーレにふさわしい脚本へたどり着くまでに「4組の脚本家」と「4年の開発」を要したと説明。数週間前に完成稿を読んだ際には涙を流したとも語っている。現在は2026年12月の撮影開始を目指しているが、「スタジオからの要請に応えられれば」との条件付きだ。
脚本は長らく変遷を重ねてきた。2026年3月には、『ハンガー・ゲーム0』(2023)や『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』を手がけたマイケル・レスリーが参加し、アーロン・ラビンとザック・ディーンによる前稿を改稿していることが判明。完結編では、ロサンゼルスを舞台にクルマ文化とストリートレースへ立ち返る“原点回帰”も予告されている。
もっとも、ガドットが「理由のひとつ」と表現しているように、製作が難航してきた背景には脚本以外の問題もある。『ファイヤーブースト』にエイムス役で出演したアラン・リッチソンは2026年7月、完結編について「お金がかかりすぎる」「解決するのが難しい問題がたくさんある」と証言していた。シリーズの巨大化に伴う製作費やキャスト、物語をどう整理するかという課題を抱えるなか、ガドットの今回の発言からは、少なくとも脚本については妥協せず完成形を探ってきたことがうかがえる。
ガドット演じるジゼルは『ワイルド・スピード MAX』(2009)で初登場し、ハン(サン・カン)と恋仲に。『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)で死亡したと思われていたが、『ファイヤーブースト』の終盤でまさかの生還を果たした。その復活がどのように説明され、ハンとの再会が描かれるのかも、最終作に残された大きな宿題のひとつだ。
『Fast Forever(原題)』は2028年3月17日に米国公開予定。





























