賛否両論『DIGGER/ディガー』をデル・トロ監督が擁護 ─ 「私は好きだ、劇場で観てこそだ」

トム・クルーズ主演、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督『DIGGER/ディガー』をめぐる賛否両論に、ギレルモ・デル・トロ監督が参戦した。作品を劇場で観る意義を疑問視する批評に反発し、「好きでも嫌いでもいい。私は好きだ」と明言。本作を、スケールと野心を備えた“劇場で体験する映画”として強く擁護している。
発端は、米IGNがXで『DIGGER/ディガー』のレビューを紹介し、劇場で観ても作品への印象は変わらず、笑える部分はHBO Maxで観ても変わらないとの趣旨を記したこと。これを引用したデル・トロは、「まったく意地の悪い見出しだ」と反応した。
「好きでも嫌いでもいい。私は好きだ。劇場のスクリーンでこそ、この映画はスケール、野心、広がりを発揮する。」

さらにデル・トロは、本作を大胆かつ映画的に複雑な作品だと評価し、明確に劇場向けの体験であると主張した。『DIGGER/ディガー』は海外で最初の反応が解禁された段階から高評価と酷評が真っ二つとなっており、ワーナー・ブラザースも否定的な反応まで盛り込んだ「自分で決めろ」という異例のプロモーションを展開している。
デル・トロは翌10月2日にも別の投稿で『DIGGER/ディガー』に言及。作品が気候変動を扱っていることについて、「“気候変動”映画ではあるが、気候変動についての映画ではなく、“ナラティブの操作”についての映画だ」と自身の解釈を示した。作品が「過剰」「高圧的」などと評されていることにも触れ、劇場で観るよう呼びかけている。
実際、評価の二極化は米国公開後も続いている。10月5日時点のRotten Tomatoesでは、批評家スコアが51%(259レビュー)なのに対し、観客スコアは71%。作品の大胆さやクルーズの演技を評価する声がある一方、風刺の過剰さやユーモアの弱さを指摘する批評もあり、依然として評価は大きく割れている。
『DIGGER/ディガー』でクルーズが演じるのは、石油採掘会社のCEOにして大富豪のディガー・ロックウェル。自身の欲深い行動によって地球を滅亡の危機に陥れ、その事態を収拾するため世界を救おうとする男だ。近年のアクションスターとしてのイメージを封印し、薄い白髪とふくよかな体型、濃い南部訛りで別人のような姿を披露している。
『DIGGER/ディガー』は2026年10月9日(金)全国公開。
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Source:Guillermo del Toro, Guillermo del Toro, Rotten Tomatoes



























