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トム・クルーズ『DIGGER/ディガー』海外最速レビュー、賛否両論 ─ 「大胆で美しいアート映画、一般観客には響かないかも」「奇妙で笑えてシュール」

DIGGER/ディガー
(C) 2026 WBEI and Legendary

トム・クルーズ主演、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の最新作『DIGGER/ディガー』が海外メディア向けに披露され、批評家たちによる最速の感想が到着した。高評価と酷評が真っ二つに割れる、極めて賛否両論のスタートとなっている。

『DIGGER/ディガー』は、石油採掘会社のCEOにして大富豪のディガー・ロックウェル(クルーズ)が、自らの欲深い行動によって地球滅亡の危機を招き、その事態を収拾するため世界を救おうとするブラックコメディ。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)のイニャリトゥが監督を務める。

「トム・クルーズにとって『マグノリア』(1999)以来の最高の演技。視覚的にもコンセプト的にも大胆で、予測不能なスタジオ映画だ」(Jim Hemphill)、「大胆で美しいアート映画。一般観客には響かないかもしれないが、アカデミー賞、特に技術部門や俳優部門では強そうだ」(Anne Thompson)、「2026年のお気に入り。少しキューブリック、少し『ブラック・ミラー』だが、それでいてオリジナル。奇妙で笑えてシュールだ。トム・クルーズの演技もキャリア最高峰に入る」(Jake Hamilton)、「万人向けではないが、イニャリトゥとトム・クルーズの組み合わせは、魅力的で唯一無二の体験だった」(Scott Menzel

特にクルーズの演技は、作品そのものへの評価が割れる中でも比較的好意的に受け止められている。近年は『ミッション:インポッシブル』シリーズや『トップガン マーヴェリック』(2022)などアクション大作での活躍が続いてきたが、本作では薄い白髪にふくよかな体型、濃い南部訛りという姿で、いつものスターイメージとは大きく異なる大富豪ディガーを演じている。

しかし、作品への評価は一転して厳しい。「めちゃくちゃだ。トム・クルーズとイニャリトゥは大勝負に出ているが、ほとんど何も機能していない。楽しくなかった」(Joey Magidson)、「『DIGGER/ディガー』を良い映画だとは言えない。CinemaScoreは悲惨な結果になると思う」(Edward Douglas)、「筋書きの選択には困惑する。興味深い瞬間もあるが、『トップガン マーヴェリック』の方がうまくやっていた。全体的にかなり不快でもある」(Mike Ryan)、「好きなところもあるが、完全に耐え難いところもあった。これまで熱心なイニャリトゥ嫌いではなかったけれど、今はちょっと気持ちがわかる」(Hoai-Tran Bui)と、容赦ない感想も飛び出している。

これほど評価が割れる一方、否定的な批評でもクルーズやリズ・アーメッドの演技、映像やプロダクションデザインについては評価する声がある。米Varietyも、クルーズとジョン・グッドマンの演技や映像面を称えながら、作品全体については「すべての点が最後にはつながらない」と指摘。「この作品は評価が大きく割れることになる」と予想している。

そもそもイニャリトゥは本作を、以前から「破滅的なスケールの、人間の本質を描いた残酷なコメディ。恐ろしくて、笑えて、美しい」と説明していた。最初の反応を見る限り、その大胆さや奇妙さを面白がれるかどうかが、評価を分けるポイントになっているようだ。

共演にはリズ・アーメッド、ジョン・グッドマン、ザンドラ・ヒュラー、ジェシー・プレモンス、マイケル・スタールバーグ、ソフィー・ワイルド、エマ・ダーシーら。撮影監督はイニャリトゥ作品で知られるエマニュエル・ルベツキが務め、全編VistaVisionで撮影された。

日本では公開直前の10月5日から7日にかけて、クルーズとイニャリトゥ監督の来日も決定。10月6日にはジャパンプレミアに加え、全国355劇場で一夜限りの先行上映が行われる。

映画『DIGGER/ディガー』は2026年10月9日(金)全国公開。

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Joe Kishi

THE RIVER編集部。ハリウッド大作からインディー作品、アニメーションまで幅広くカバー。魂を揺さぶる瞬間に出会える記事を届けたい。

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