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『シャイニング』続編『ドクター・スリープ』US版メイン予告編が公開 ─ ユアン・マクレガー主演、レベッカ・ファーガソンも登場

ドクター・スリープ
©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved

ホラー界の帝王スティーヴン・キング原作、傑作『シャイニング』の続編小説をユアン・マクレガー主演で映画化する『ドクター・スリープ』の米国版メイン予告編が公開された。

「子どもの頃、とある場所があった。暗い場所だ。今では閉鎖され、朽ちている。そこには“何か”がいた」。40年前に起きた雪山のホテルでの惨劇で、狂った父親に殺されかけたトラウマを抱えるダニーは、大人になった今でも、人を避けるかのように孤独に暮らしていた。「こんな北まで来る人は多くないんだよ。君は何から逃げてるんだ?」「僕は、僕から逃げてるんだと思う」。

児童を狙った不可解な連続殺人事件が起きていたある日、ダニーと謎の少女アブラが“能力”を通じて通じ合う。「あなたの声が聞こえる。あなたには力がある、私と一緒」「僕は“シャイニング”と呼んでる」。そんな中、人々を襲う集団「トゥルー・ノット(真結族)」のリーダー、ローズ・ザ・ハットがアブラの頭の中に入ってくる。「私の頭から出て行って!出て行け!」。アブラの抵抗を受け、ローズは「こんな力は長らく見たことがない」とつぶやいた。

殺人事件の謎を追ううち、ダニーとアブラは、因縁のオーバールック・ホテルにやってくる。ローズとトゥルー・ノットが2人に迫る中、ダニーには、ホテルに巣食う亡霊たちが、そして彼自身に刻み込まれた恐ろしい過去が襲いかかるのだった。エレベーターからおびただしい血が流れ出し、ダニーのもとにあの少女が現れる。「私たちと遊びましょう、ずっと、ずっと…」。

ドクター・スリープ
©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved

スティーヴン・キングが『シャイニング』の続編として2013年に発表した小説『ドクター・スリープ』を映画化する本作は、同時にスタンリー・キューブリック監督による映画版『シャイニング』(1980)の世界観を踏襲。キングはキューブリック版に好意的な姿勢を示していなかったが、『ドクター・スリープ』をこうした形で映画化することは認めたというから、まさに“子はかすがい”というわけである。

『シャイニング』から40年後の主人公ダニーを演じるのはユアン・マクレガー。ローズ・ザ・ハット役は『ミッション:インポッシブル』シリーズや『グレイテスト・ショーマン』(2017)のレベッカ・ファーガソン、少女アブラ役は新鋭女優カイリー・カランが演じる。監督・脚本は、キング原作『ジェラルドのゲーム』(2017)やドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」(2018-)のマイク・フラナガン。現代ホラー界屈指の才能が、『シャイニング』の世界に新たな息吹を与える。

映画『ドクター・スリープ』は2019年11月29日(金)全国ロードショー

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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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