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マーベル、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』の優先順位を一時的に下げる ─ 社長「ほかの企画に集中」

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
写真:ゼータ イメージ

マーベル・シネマティック・ユニバース作品の製作を統括しているマーベル・スタジオは、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』の優先順位を一時的に下げているようだ。ケヴィン・ファイギ社長が明かした。

当初、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』は2019年初頭から撮影が始められる計画だった。しかし脚本・監督のジェームズ・ガンが過去の不適切な発言を受けて2018年7月に解雇されたことで、2019年2月現在も企画は無期限保留状態となっている。ガン監督による『Vol.3』の脚本は引き続き使用される方針だが、監督後任者について新たな情報は入ってきていない。


このたびケヴィン社長は、米Colliderの取材に対して、言葉少なくも『Vol.3』の現状を報告している。

「(『Vol.3』の製作は)遅れたといえば遅れた、ということになります。つまり、私たちは公開日を実際に発表していたわけではありませんが、もちろん最初はすぐにでも実現させるつもりだったんですから。(ガン監督による)脚本を使う予定だということを除いて、(現在は)他の企画に集中しています。」

『Vol.3』保留がもたらした影響

今回の発言で、ケヴィン社長は『Vol.3』の企画が引き続き保留状態であること、ガン監督の脚本を使用することを改めて認めたうえで、現在は他の企画をひとまず重視していることを認めている。

それもそのはず、マーベル・スタジオは多数のプロジェクトを同時に準備している状況だ。たとえばスカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウの単独映画『ドクター・ストレンジ』(2016)や『ブラックパンサー』(2018)の続編、謎に包まれた『エターナルズ(邦題未定、原題:Eternals)』。さらにドラマ作品として、ロキスカーレット・ウィッチ&ヴィジョンバッキー&ファルコンを主人公とする3作品も企画中だと報じられている。

また、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの出演者はそれぞれ多忙を極めるスター俳優である。クリス・プラットは2019~2020年のどこかで『ジュラシック・ワールド』第3作(タイトル未定)を撮影するとみられるほか、いくつかの新作映画の契約交渉に入ったことが判明済み。ゾーイ・サルダナは『アバター』(2009)続編4作品の製作を順次進めており、デイヴ・バウティスタも『デューン(邦題未定、原題:Dune)』やザック・スナイダー監督の企画に携わる。ガン監督の世界観を継承するという大きなミッションを抱えたまま、マーベルが新監督を決めずに各人のスケジュールを調整することは難しいだろう。

クリス・プラット
クリス・プラット Photo by Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/43055853052

もっといえば、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』は、もともと『アベンジャーズ/エンドゲーム』以降のユニバースを切り開く先駆けとなるはずの作品だった。その映画が無期限保留となったことは、ケヴィン社長らの構想したユニバースの未来図に大きな影響を与えただろう。あくまで推測だが、『Vol.3』の優先順位が下がったことは、現在マーベル・スタジオが本作を抜きにして未来図を描き直していることを意味するのかもしれない……。

あらゆる側面から鑑みて、いまは企画そのものを立て直すことに時間が必要だといえそうだ。しかし、ご安心いただきたい。マーベル・スタジオや『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のメンバーは『Vol.3』の製作に総じて前向きなのである。ケヴィン社長は以前、『Vol.3』について「作ります」断言。クリス・プラットは「みんなで集まり、仕事を終わらせることは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の精神に則っている」と述べ「関係者はみんなファンの望むものを出したがっているし、ちゃんと三部作を完結させたがっている」話した。ガン監督の弟、クラグリン役のショーン・ガンは「予定より数年長くかかってしまうかもしれませんが、そんなのは大したことじゃありません」言い切っている

なおマーベル・スタジオは、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)の劇場公開以降に、その後の作品ラインナップを発表するとの方針を示している。今後、新監督の検討が順調に進行すれば、そこに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』の名前が登場することもありうるだろう。事態を静観するほかないのが歯がゆいが、とにかく信じて待つほかない。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは帰ってくる、必ず。

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Source: Collider

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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