【ネタバレ】「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」アリセントとヴィセーリス王の複雑な夫婦関係?演じるオリヴィア・クックが解説
「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の前日譚「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」で、大人に成長したアリセント役を演じるオリヴィア・クック。第7話『ドリフトマーク』の配信後に公開された公式ポッドキャストにて、アリセントとヴィセーリス王(パディ・コンシダイン)の複雑な夫婦関係について興味深い見解を披露している。
この記事には、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」のネタバレが含まれています。
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」第1話で最愛の妻エイマを出産中に亡くしたヴィセーリスは、評議会のすすめで再婚相手を探すことに。当時の王の手であるオットー・ハイタワー(リス・エヴァンス)は娘アリセント(エミリー・キャリー)をヴィセーリスに差し出し、政治的な働きによって2人は結ばれることとなった。ヴィセーリスにとって当時のアリセントは娘レイニラ(ミリー・オールコック)の親友であり、年齢は何十才も下だ。この政略結婚によってターガリエン家の内部は険悪な雰囲気に包まれ、年を追うごとに複雑さを増していった。
一見アリセントは義務としてヴィセーリスと結婚しただけに思えるが、実は何年もかけて彼への愛を育んできたようだ。第6話からアリセント役を演じるクックが、以下のように説明している。
「アリセントはヴィセーリスに対して、純粋な愛を持っていると思います。好意と愛情は本当に深まったと思いますが、それは子供たちの存在があるからだと思います。でも、アリセントはヴィセーリスが病気にかかった時の1番の世話係でもあるんですよね。」
しかしヴィセーリスに愛情があるとはいえ、アリセントが彼を尊敬しているかどうかは別の話だ。クックは「アリセントがヴィセーリスを尊敬しているか、彼を最高の支配者だと思っているかどうかはわかりません」と言い、その理由について「恐らく、彼とレイニラの関係への対処の仕方に原因があるのでしょう。彼は子供たちへの愛に目がくらみ、彼らの悪行に気づかないんです」と指摘。第7話『ドリフトマーク』ではレイニラとアリセントの激しい争いが描かれたが、その時にヴィセーリスが味方をしたのはレイニラだ。クックが述べた通り、アリセントの視点で考えれば不満を募らせるのは仕方ないかもしれない。
ちなみに第8話では再びタイムジャンプし、レイニラやアリセントの子供たちを演じるキャストは交代となる。何年もの時が経ち、ヴィセーリスとアリセントの関係や王位継承をめぐる対立にはどのような変化が起きているのだろうか。最終回に向けて、ますます目が離せなくなりそうだ。
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はU-NEXTにて配信中(毎週月曜に新エピソードを配信)。
▼ 「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の記事
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シーズン2、予告編2種が公開 ― 亀裂深まる黒装派と翠装派、全面戦争ついに幕開け 6月17日U-NEXTで配信スタート 「ゲーム・オブ・スローンズ」新スピンオフ、『ザ・バットマン』続編の脚本家が就任 ─ 征服王エイゴンのウェスタロス征服描く ユニバースさらに拡大 「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シーズン2は「非常にダーク」と原作者が予告 ─ 第1・2話は「素晴らしかった」 震えて待て 「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シーズン2、予告編が米公開 ─ ターガリエン家の内乱が火を吹く、2024年夏米配信開始 戦いに備えよ ハリウッドのストライキ終結後、制作再開される作品はどれ?「ストレンジャー・シングス」『ワイスピ』など、各スタジオ最優先タイトル計画 ハリウッド再開へ
Source:The Official Game of Thrones Podcast: House of the Dragon