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振り返れば超豪華!2017年掲載のTHE RIVERスペシャルゲスト全インタビュー総まとめ

2017年もたくさんの映画やドラマが日本上陸を果たし、伴って数多くのセレブリティ、フィルムメーカーらが日本を訪れた。THE RIVERは様々なインタビュー取材の機会に預かり、彼らの本音や裏エピソードを引き出すよう努めた。他よりも一歩踏み込んだ記事執筆をモットーとするTHE RIVERだからこそ、2017年は「『パワーレンジャー』続編製作が準備中」「『キングスマン』チャニング・テイタム主演のスピンオフを構想中」などの世界初の独占スクープにも成功。ここでは、今年一年THE RIVERへ登場してくれたスペシャルゲストらのインタビューを一挙に振り返ることにしよう。取材担当者によるバックステージ・エピソードと共にザザっとどうぞ。

ジョーダン・ボート=ロバーツ監督/『キングコング:髑髏島の巨神』

「日本文化への入り口は任天堂ですね。ゲームボーイをずっと持ち歩いてたし、ファミコンは最高にクールな遊び道具でした。」

非常に知性的な方で、質問にスマートな答えを返してくださるうえ、さらにエピソードや情報が次々と飛び出してくるのが印象的だった。映画やアニメ、コミックなどポップカルチャーへの精通ぶりもすさまじく、その知識と愛情がとめどなく溢れ出すような語り口も魅力的。映画版『メタルギアソリッド』を準備されているようだが、教養と熱意に裏打ちされた“熱い”お仕事には今後も要注目!(稲垣)

サミュエル・L・ジャクソン/『キングコング:髑髏島の巨神』

「メイス・ウィンドゥでしょ!ライトセーバーで足元から切り崩していくだろうね。」
──キングコングとメイス・ウィンドゥ、強いのはどっち?の質問に対して

「もう出ていない巨大フランチャイズといえば『スター・トレック』くらい」と言われるほど、様々なポップ・カルチャー作品でその姿を見せているサミュエル・L・ジャクソン。実際にお会いすると、いつもスクリーンで観るサミュエルと変わらぬオーラを放っていた。『キングコング』はもちろん、『パルプ・フィクション』など数々の名作映画や『スター・ウォーズ』『アベンジャーズ』も交えた会話が出来る方は世界でもこの人だけだろう。余談ではあるが、このインタビューに向けて筆者のスケジュールに「◯日 14時 サミュエル・L・ジャクソン」と記されていた時の高揚感たるや。(Nakatani)

CB.セブルスキー/マーベル・エンターテインメント

「あなたは、自分自身のPRをしていかないといけない。どれだけ才能があっても、それを外の世界に発信しなければ、誰にも発見されずに終わります。」

2016年の「東京コミコン」ステージにも登場し、日本のマーベル・ファンの間でもお馴染みの存在になりつつある「セブさん」は、お話させて頂く度に目の覚めるようなメッセージを贈ってくださる方だ。仕事を心から楽しんでいる様子で、「一番嬉しい瞬間は、子供達の笑顔を見た時です」と語った際は、本当に幸せそうに柔らかな笑顔を見せてくれた。(Nakatani)

トム・ブリーヴォート/マーベル・エンターテインメント

「初期のマーベルは失敗ばかりでした。」「例えある時点でうまくいかなくたって、それは将来に成功するための”燃料”だと捉えています。」

マーベルのバイス・プレジデントであるトム氏との対話は、その一つ一つが金言であり証言であるように感じられた。歴史を熟知し、次の時代を見据えながらコミックを送り届けるトム氏が選ぶ言葉は常に思慮深い。一方で、『ルパン三世』次元大介の大ファンとしてグッズを探し求めているなどお茶目な一面も。(Nakatani)

ブライアン・カセンティーニ/『パワーレンジャー』

「誰だって”元”ティーン・エイジャーでしょう?」

映画『パワーレンジャー』プロデューサーのブライアン・カセンティーニ氏へは、WebメディアとしてはTHE RIVERが国内唯一の取材となった。ブライアン氏はこの度の映画のみならず、本国アメリカで放映中のTVシリーズのプロデュースも手がけられている。シリーズへの愛情が深いだけに、映画に登場した5人のキャラクターをまるで我が子のように紹介する優しい姿が印象的だった。(Nakatani)

デイカー・モンゴメリー&ナオミ・スコット/『パワーレンジャー』

「『パワーレンジャー』は、”友情”をメタファーとしたヒーローなんですよね。」

デイカーは1994年生まれ、ナオミは1993年生まれ。若くノリの良い2人は取材場所となったホテルの一室に、スマホで音楽を流してリラックス・ムードを作った。仲睦まじい2人の瞳はキラキラと輝き、次世代ハリウッドを担う新風を感じさせる。『パワーレンジャー』を経てデイカーは人気Netflixドラマ「ストレンジャー・シングス」シーズン2にビリー役で出演、ナオミ・スコットにはディズニー実写版『アラジン』ジャスミン役に抜擢されている。(Nakatani)

ディーン・イズラライト監督/『パワーレンジャー』

「こんなに温かい歓迎は想像だにしませんでした。」

質問に対し、まず自身で整理してから回答を下さるタイプ。ストイックな姿勢が滲み出ており、筆者が中途半端な質問をしてしまうと「どういうことですか?」と聞き返されてしまうこともあった。日本のファンの温かい歓迎には、本当に安心した様子で喜んでいた。(Nakatani)

アイザック・ヘンプステッド=ライト/「ゲーム・オブ・スローンズ」

「第一章は良かった…。暖かいベッドに暖炉、本物のファーのブランケット。快適でしたね…。」

「ゲーム・オブ・スローンズ」ブラン・スターク役。第一章(シーズン1)を観返すと、その頃のあどけなさに驚くほど大人っぽく成長したアイザック君。スラリと背も高く、まるでモデルのようなオーラを放っていた。キットカットが大好物で、インタビュー時のテーブルには抹茶味と”さくら風味”味が。ご当地限定フレイバーのキットカット収集に意欲を見せていた。(Nakatani)

カイル・マクラクラン/「ツイン・ピークス」

「歳を重ねてからは、私も学んできたので質問も少なくなっていきました。今では一切質問しません(笑)。」
──デヴィッド・リンチの前衛的な映像の意味を監督に尋ねることはある?の質問に対して

柔らかなオーラを神秘的なヴェールのように纏い、インタビュー前後にはカイルさん側から握手してくださった他、現場スタッフひとりひとりをねぎらっていた素敵な紳士。来日中の多忙なスケジュールを縫って取材に応えて頂いたにも関わらず、去り際には「もう行かなきゃいけないの?」と名残惜しそうにしてくださった。(Nakatani)

イザベラ・モナー/『トランスフォーマー/最後の騎士王』

「あなたはあなたのままでいて。全力投球で挑むことだけが、唯一自分を向上させてくれるから。」

取材時、若干16歳。ティーン・セレブ感も漂うイザベラはノリも良く、取材中は様々な雑談で盛り上がった。前日のジャパン・プレミアのステージで共演した玄田哲章さん(オプティマス・プライム役吹替を担当するベテラン声優)を一言”SWAG”と表現したのが「今の子」感。東京の夜空に星が見えないと知ると、少しガッカリしていた。(Nakatani)

ローラ・ハドック/『トランスフォーマー/最後の騎士王』

「フフフ(笑)。」
──劇中の主人公ケイドと、ローラの役柄にロマンスは期待できる?の質問に対して

筆者はあまりインタビュー取材でも緊張することは無いはずなのだが、何故かローラ・ハドックにはタジタジになってしまった。長い脚を折りたたむようにソファに乗せ、白い歯を見せながらエメラルドの瞳で真っ直ぐ見据えられると背筋が伸びてしまう。インタビュー終了後にはアテンドスタッフが買ってきた”レインボーわたあめ”に興奮。くるくる回しながら頬張る様子を自身のInstagramに投稿した後、「あなたも食べる?」とちぎって手渡してくれた。イチゴのフレイバーが、口の中で儚く消えた。(Nakatani)

アディ・シャンカル/「悪魔城ドラキュラ」

「『ガッチャマン』の映画を作りたくて、タツノコプロにメールもしたんです。」

日本発の人気ゲームをNetflixでアニメ化した「悪魔城ドラキュラ」エグゼクティブ・プロデューサー。古今東西のビデオゲームやアニメ作品にめっぽう精通したアディ氏は、丁寧に言葉を選びながらゆったりと答えてくれた。ゴシック系ヒーローをイメージしたというスタッズ付きのレザージャケットにグローブもはめた姿はロックスターのようだが、取り出したiPhoneの愛用ケースは大きなドラえもん。(Nakatani)

ナチョ・ビガロンド監督/『シンクロナイズドモンスター』

「ヒトシ・マツモトは最高だよ!」

Skypeビデオ通話によるインタビューで登場したナチョ・ビガロンド監督。スペイン出身のナチョ氏は陽気で話も弾む。プロフィール画像や撮影現場での姿は孤高な映画監督といった凛々しいオーラを感じさせるが、何だか一緒にビールを飲みたいくらいにカジュアルでフレンドリーな方だった。(Nakatani)

由美かおる/「紅い旋風ワンダーウーマン」

「若い頃とは違った、大人の魅力が出せるんじゃないかな(笑)。」
──ドラマのオリジナル主題歌「愛の冒険者」を再録してみたい、との話題にて

インタビュー記事掲載の写真そのままの輝きを放っていた由美かおるさん。「美しい」はもちろんのこと、「カッコいい」気品にも溢れた、由美さんこそまさしくワンダーウーマン。ところで、由美さんが吹替を務めた「初代ワンダーウーマン」リンダ・カーターは現在のDCドラマ「スーパーガール」でオリビア・マースディン大統領役を務めている。由美さんが「今でも挑戦してみたい」と意欲を見せるように、DC作品の吹替に再挑戦となれば、エピックな起用となりそう。ね、ワーナーさん!(Nakatani)

ブラッド・シフ/『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』

「ストップモーション・アニメに現れる触覚性こそ、”わびさび”の感覚に近いのではないでしょうか。」

卓上にクボ人形や表情パーツを並べ、手に取りながら制作の舞台裏のあれこれを明かしてくれたブラッド・シフ氏。日本を舞台とした自信作がようやく日本公開を迎えられたことが嬉しくて堪らない様子で、だからこそ会話も弾み貴重なエピソードを多数聞かせてくれた。インタビュー序盤では、クボ人形の顔部分をおもむろに解体して見せ、筆者を驚かせてくれた。(Nakatani)

福原かれん

「私は、日本人であることが誇りです。」

『スーサイド・スクワッド』カタナでは殺気立ったオーラを醸していたが、実際の福原さんはとても柔和で、零れ落ちそうな笑顔が魅力的。次回作『STRAY -迷い人-』ではMIYAVIさんとも共演。日本で観られる日を楽しみに待ちたい。(Nakatani)

フィン・ジョーンズ&クリスティアン・ネアーン&ダニエル・ポートマン/「ゲーム・オブ・スローンズ」

「本当の意味で感情移入できるドラマだと思います。(劇中で)起こったことがトラウマになっちゃうファンの方もいるくらいですから。」

とにかく仲良し!といった雰囲気で、一人が質問に答える間も二人がちょっとした遊びに興じるなど、みなさんがサービス精神旺盛。その一方で、役柄や作品の解釈について、それぞれが真剣な表情で、しかも端的に語ってくださったことが忘れらない。決して長時間のインタビューではなかったが、『ゲーム・オブ・スローンズ』というシリーズの歴史を確かに受け止めることが出来た。(稲垣)


THE RIVERでは2018年も、引き続き出来る限りのインタビュー取材に挑戦し、ここでしか語られない「それが知りたかった」「知れてよかった」エピソードを引き出したい。果たして、これからどんなゲストが登場してくれるのだろうか?編集部も全く予想ができない未来に胸踊らせながら、新たな一年を迎えるとしよう。

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THE RIVER編集部THE RIVER

THE RIVER編集部スタッフが選りすぐりの情報をお届けします。お問い合わせは info@theriver.jp まで。

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