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ブラック・メタル「メイヘム」猟奇的青春描く『ロード・オブ・カオス』公開決定 ─ 監督から日本にメッセージ到着

ロード・オブ・カオス
© 2018 Fox Vice Films Holdings, LLC and VICE Media LLC

初期ブラック・メタルの草分け的存在で、悪魔崇拝(サタニズム)を掲げるバンドとしても知られる、狂気のバンド「メイヘム(Mayhem)」。その狂乱の青春を描いた映画『ロード・オブ・カオス』が、2021年3月26日より劇場公開されることが決定した。

ロード・オブ・カオス
© 2018 Fox Vice Films Holdings, LLC and VICE Media LLC

メイヘムといえば、あまりにも過激で猟奇的なエピソードの数々で知られる。たとえば初期ボーカルの“デッド”は死に近づこうとするあまり、ステージ衣装を墓に埋めて死の香りをまとおうとした。やがてナイフで手首と首を切り裂いて頭をショットガンで撃ち抜いて自殺すると、メンバーの“ユーロニモス”はその遺体の写真を撮ってアルバム『Dawn of the Black Hearts』のジャケットに使用した。飛び散った頭蓋骨の破片をネックレスにしたとの逸話もある。そのユーロニモスも、やがて恐ろしい最期を迎えることになる。

ロード・オブ・カオス
© 2018 Fox Vice Films Holdings, LLC and VICE Media LLC

映画では、『ロード・オブ・カオス』の猟奇的な漆黒の歴史を映像化する。1987 年、ノルウェー・オスロ。19 歳のギタリスト、ユーロニモスはヴォーカルのデッドたちとともに「真のブラック・メタル」を追求する全く新しいバンド「メイヘム」の活動に熱中していた。デッドは、ライヴ中に自身の身体を切り刻み、観客にその血をかけた上、豚の頭を投げるなどの行為を繰り返し、その過激さもあってメイヘムは熱狂的にブラック・メタル・シーンに受け入れられる。しかしある日、デッドはショットガンで頭をブチ抜き、自殺を果たした…。

発見者のユーロニモスは、親友の脳漿が飛び散る遺体の写真を撮り、頭蓋骨の欠片を友人らに送付し、喧伝することでカリスマ化。レコードショップ「ヘルヴェテ(地獄)」を根城に、“誰が一番邪悪か”を競うインナーサークルを作り、王として君臨するようになる。しかし、メンバーのヴァーグが起こした教会放火を契機に、主導権争いは熾烈化。歯止めが効かなくなった果て、彼らですら想像しえなかった狂乱が待ち受けていた……。

ロード・オブ・カオス
© 2018 Fox Vice Films Holdings, LLC and VICE Media LLC
ロード・オブ・カオス
© 2018 Fox Vice Films Holdings, LLC and VICE Media LLC
ロード・オブ・カオス
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本作は、ノンフィクション『ブラック・メタルの血塗られた歴史』を原作に、世界をリードした音楽と、いまだ解明されていない事件に触れたメイヘムの邪悪ながらも切なく尊く痛々しい青春を鮮やかに描く音楽ドラマ。メガホンをとるのは、ブラック・メタルの父とでも言うべきバンド「バソリー(Bathory)」の元ドラマーであり、ローリング・ストーンズ、マドンナ、ポール・マッカートニー、メタリカなどの MV も手掛けるジョナス・アカーランド。当時のメタルシーン内部にいた監督ならではの演出と、関係者たちへの綿密な取材で“あの時代”の音楽と世界観を完璧に再現、メンバーの心情を繊細かつ大胆に活写した。

音楽を担当するのはポストロックバンドのシガー・ロス。メイヘムの楽曲の狭間、心揺るがす劇伴の数々を披露している。

主人公のユーロニモスを演じるのは、マコーレー・カルキンの実弟、ロリー・カルキン。準備に一年間かけ、役になりきった。ヴォーカルのデッドを演じるのは、ヴァル・キルマーの息子のジャック・キルマー。彼は、メタルの帝王オジー・オズボーンの「Under the Graveyard」(2019)の MVで、若きオジー役を演じている。

迸る音楽への情熱と歪んだ感情とが錯綜し、暴走する青春を駆け抜けた伝説のバンド「メイヘム」。バンドの名声を夢見ていただけの若者たちによる真実と虚構の物語が開幕する。

ロード・オブ・カオス
© 2018 Fox Vice Films Holdings, LLC and VICE Media LLC
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ジョナス・アカーランド監督からのメッセージ

日本公開を祝して、監督のジョナス・アカーランドからメッセージが届いている。

「過去20年間、様々な監督が様々な形でこの作品を監督するという話が出ていた。何人かの監督が、この作品に手をつけ完成させようとしていたことも知っている。興味深いストーリーで、良い映画を作れるだろうと思っていたから、私も気にかけていた。だけど、急いでこちらからアクションを起こすことはしなかった。そうしたら、日本人のプロデューサーがやって来てね。原作『ブラック・メタルの血塗られた歴史』の権利を持っていると。私のところに来る前に、彼は日本人の監督にこのプロジェクトをやらせようとしていた。だけど、正直結局その監督がどうなったのかはわからない。彼がこの話を持ってきた時、すでに私はこの映画についてずっと考えていた。本はインスピレーションとしてはあまり使わなかったのだけれど、色々な権利がクリアされていて助かったし、彼は私の良いパートナーでもある。そこから映画完成までの長い旅が始まったんだ。

第一に、この映画が日本で公開されるというのは非常にハッピーだ。この瞬間をずっと待ち続けてきた。日本のお客さんが楽しんでくれるといいな。日本人のプロデューサーが私のパートナーであるということもあり、日本公開が一つのゴールでもあった。映画館で見てもらえるといいな。他の人たちと一緒に大きなスクリーンで見るべき素晴らしい映画だから。」

ロード・オブ・カオス
© 2018 Fox Vice Films Holdings, LLC and VICE Media LLC

『ロード・オブ・カオス』は2021年3月26日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにてロードショー。以降順次公開。

Writer

THE RIVER編集部
THE RIVER編集部THE RIVER

THE RIVER編集部スタッフが選りすぐりの情報をお届けします。お問い合わせは info@theriver.jp まで。

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