ベン・アフレック主演・監督の単独映画『バットマン』で、『マジック・マイク』などのジョー・マンガニエロが傭兵デスストローク役を演じることが公式に発表された。

しかしご存知だっただろうか。このジョー・マンガニエロという俳優、実は以前よりDC映画への出演が噂され、本人も希望していながら、とうとう今回まで出演が叶わなかったという因縁の人物なのである。

１回目は『マン・オブ・スティール』

マンガニエロがDC映画に出演するチャンスを初めて手にしたのは、今からおよそ６年前のこと。DCエクステンデッド・ユニバースの第１弾作品である『マン・オブ・スティール』で、なんとスーパーマン役を演じるはずだったという。またマンガニエロはザック・スナイダー監督のファンだったようで、最初に噂が流れた際にはこうコメントしている。

「彼（ザック）はすごい映画監督だ。僕は『300』の大ファンなんだよ。（本当にスーパーマンを演じるかどうかは）彼ら次第だけど、でも光栄に思うね」

実際にマンガニエロは、この時スクリーン・テスト（実際の撮影で選考するオーディション）まで参加していたという。しかし運悪く、彼はドラマ『トゥルーブラッド』の撮影とスケジュールをうまく調整できず、スーパーマン役を逃してしまった。最終的にスーパーマン役を射止めたのは、ご存知ヘンリー・カヴィルであった。

２回目は『バットマン vs スーパーマン』

マンガニエロはタダで転ぶような俳優ではなかった。DC映画によほど出たかったのか、それともよほどザック・スナイダーと仕事がしたかったのか、彼は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のオーディションを受けているのである。しかも今度はバットマン役だった。

しかしながら、やはりご存知の通りバットマン役を演じることになったのはベン・アフレックだ。マンガニエロはオーディションの１次選考を通過しており、ちなみにこのときバットマン候補に残ったメンバーにはジョシュ・ブローリンやライアン・ゴズリングの名前もあったという。

３回目は『スーサイド・スクワッド』？

今回の『バットマン』出演発表に先がけるかのように、マンガニエロがデスストロークを演じるという噂は2015年4月にも流れていた。ただしその際は、デスストロークが登場するのは『スーサイド・スクワッド』だといわれていたのである。マンガニエロはTwitterでこの噂を否定している。

『スーサイド・スクワッド』の噂を流した奴へ。僕は出演交渉を受けてないし、誰か別の俳優に取って代わられたわけでもない。そもそも契約していないんだ。#デマを信じないで

もっともリークされた情報が若干違っていただけで、この噂が流れた時点でマンガニエロにデスストローク役のオファーが行っていた可能性はあるだろう。また真相は不明だが、当初は『スーサイド・スクワッド』にデスストロークが登場する予定だったのかもしれない。

いずれにしてもマンガニエロは、情報としては4回目で満を持してのDC映画出演となる。スーパーマンにもバットマンにもなれなかった男が、敵対するヴィラン・デスストロークとしての登場だ。お目見えはベン・アフレック主演・監督の『バットマン』ということで、彼の敬愛するザック・スナイダー作品ではないことが残念だが……もしかして『ジャスティス・リーグ』への登場もありうる？

source: http://www.comicbookmovie.com/suicide_squad/joe-manganiello-on-suicide-squad-deathstroke-rumors-dont-believe-a118354
http://wegotthiscovered.com/movies/joe-manganiello-addresses-superman-casting-rumors/
http://comicbook.com/2016/09/08/joe-manganiello-cast-as-deathstroke-in-ben-afflecks-batman-movie/
http://www.comingsoon.net/movies/news/581816-batman-vs-superman-shortlist-gosling-brolin-armitage-goode