ジム・キャリー『マスク』続編に監督が意欲 ─ 「90年代は続編ニーズがあまりなかった」

ジム・キャリー主演の名作コメディ映画『マスク』(1994)を手がけたチャック・ラッセル監督は、今でも続編の実現に前向きだ。
代表作『イレイザー』(1996)の製作30周年を記念した4K版のリリースにあたり、米ComicBook.comに登場したラッセル監督は、かつて『マスク』続編の脚本を執筆していたことを明かしている。
「(続編の)脚本の草稿を書いたんですよ。誰もが気に入ってくれて……。僕はジム・キャリーのことが大好きで、だけどあの当時、ジムは『グリンチ』(2000)に出演することを決めていたんです。タイミングの問題もあったのでしょうが、その後、続編は立ち消えになってしまいました。とても残念でしたね。」
『マスク』は、キャリー演じる真面目でお人よしの銀行員スタンリーが、謎に満ちた古代の仮面をかぶったことから、“マスク”というハイテンションで変幻自在の怪人へと変身する物語。超人的な力を手に入れたスタンリーは、その力を借りて、一目惚れした歌手のティナ(キャメロン・ディアス)にアタックする。
この映画は人気を博し、製作陣はすぐに続編企画を準備していた。ところが、キャリーは同じく代表作『エース・ベンチュラ』(1994)の続編『ジム・キャリーのエースにおまかせ!』(1995)に出演した経験から、『マスク』の続編を断ったのだ。
ラッセル監督は、「90年代には続編の需要があまりなかった」と振り返る。「当時のスタジオは続編を低予算で作る傾向にあり、往々にして二番煎じのような作品になっていました。あれは賢明なやり方だったとは言えません」と。ジム・キャリー主演による『マスク』の続編が作られなかったのは、こうした都合もあったのだろう。
もっとも、監督は「『マスク2』を忘れてはいけません」とも米ComicBookMovieにて述べている。2005年に製作された続編だが、ストーリーや登場人物にもほとんど関連性がなく、キャリー&ラッセルも続投しなかった。「オファーをいただけてありがたかったですが、コメディはアクションよりも難しいんです」とラッセルは言う。
「『マスク』はコメディとアクションの両方がありますが、基本的にはコメディです。そして、これらの映画はコメディの要素が完璧に機能しなければなりません。スリラーをよりサスペンスフルにすることや、アクションをより大規模で壮大にすることはできますが、コメディはそれが難しいのです。」
現在もラッセル監督は、「もしかしたら続編が作られることがあるかもしれないし、その時はぜひやりたい」と熱意を失っていない。「実現すれば素晴らしいですね。特に、またジムと一緒にやれたらいいですが、どうなるかはわかりません。まだ準備は整っていないんです」。
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