【2025年3月更新】マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の予定 ─ 新作映画・ドラマ最新まとめ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)には、今後もたくさんの映画、ドラマ、アニメ企画が待機中だ。この記事では、マーベル・スタジオより予定されている作品ラインナップと、公開/リリース予定日、知っておくべき最新の基本情報をすべてまとめた。
新情報が入り次第、最新のニュース記事とともに本ページも更新する。今後のガイドとしてお役立ていただきたい。
ディズニーCEOのボブ・アイガーは、今後のMCU作品供給について、ドラマシリーズは年2本に、劇場映画は年2本、多くても3本に減らすと発表した。
MCU フェーズ5 今後の予定 最新情報
ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」
2025年3月5日配信予定。かつてマーベル・テレビジョンとABCスタジオが製作したNetflixドラマ「デアデビル」からの新作がついにマーベル・スタジオで実現。デアデビル(チャーリー・コックス)はすでに『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)と「シー・ハルク:ザ・アトーニー」(2022)に、宿敵キングピン(ヴィンセント・ドノフリオ)は「ホークアイ」(2021)に登場済み。両名は「エコー」にも登場した後、満を持して「ボーン・アゲイン」で再戦を果たす。パニッシャー役のジョン・バーンサルも再登場する。
「マーベル・テレビジョンの『デアデビル:ボーン・アゲイン』で、高い能力を持つ盲目の弁護士マット・マードック(チャーリー・コックス)は、彼の活気ある法律事務所を通じて正義のために戦っている。一方、元マフィアのボス、ウィルソン・フィスク(ヴィンセント・ドノフリオ)はニューヨークで政治活動を続けている。彼らの過去が明らかになり始めた時、両者は衝突必至の道を歩むこととなる。」
かつてのスタントコーディーネーターなどNetflix当時のスタッフを一新して撮影が行われたが、その仕上がりにスタジオが難色を示し、監督と脚本家のチームが一斉解雇。その後、マーベル・スタジオはドラマ作品の製作手法を見直し、シリーズを統括するショーランナーを立てるという一般的な形を採用した。
新たに決定したショーランナー&脚本家は「Marvel パニッシャー」(2017-2019)のダリオ・スカルダパン。監督には「ロキ」シーズン2や「ムーンナイト」(2022)のジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッドが就任している。
その後、Netflixシリーズでスタント・コーディネーターを務めたフィリップ・シルベラが復帰。ブルズアイことベンジャミン・“デックス”・ポインデクスターを演じたウィルソン・ベセルも続投する他、主人公マット・マードックの友人であるフォギー・ネルソン役のエルデン・ヘンソン、カレン・ペイジ役のデボラ・アン・ウォールも復帰する。一度リキャストされていたヴァネッサ・フィスク役のアイェレット・ゾラーも再登板。
2024年4月には、デアデビルやパニッシャーが共演する撮影シーンの現場写真がお披露目されている。
「D23 2024」では、ホワイト・タイガー、ミューズ、ブルズアイ/ベンジャミン・ポインデクスター、」「ミズ・マーベル」カマラ・カーンの父親も登場する特報映像が会場限定で上映された。

映画『サンダーボルツ*』
2025年5月2日US公開予定。2025年GW日本公開予定。MCU初の悪党集結映画。ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)、『ブラックウィドウ』(2021)からエレーナ・ベロワ(フローレンス・ピュー)、レッド・ガーディアン(デヴィッド・ハーバー)、タスクマスター(オルガ・キュリレンコ)「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(2021)のUSエージェント/ジョン・ウォーカー(ワイアット・ラッセル)、『アントマン&ワスプ』(2018)のゴースト/エイヴァ・スター(ハナ・ジョン=カーメン)がメンバー。ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)も登場。政府の招集を受けて任務に挑む。
一時は「ウォーキング・デッド」スティーヴン・ユアンの出演も報じられていた。セントリーを演じると見られていたが、後にストライキによるスケジュール変動のため降板した。その後、ユァンの後任として、『トップガン マーヴェリック』(2022)のボブ役として知られるルイス・プルマンが抜擢。劇中での役名はまたも“ボブ”。監督は「BEEF/ビーフ」ジェイク・シュライアー。
もともと2025年7月25日公開予定だったが、『ファンタスティック・フォー』と入れ替わる形で5月2日に変更された。
原題は『Thunderbolts*』で、アスタリスクマークがついている。何か意味があるといい、ケヴィン・ファイギは「映画が公開されるまでは、これ以上のことはお伝えしません」とのみ話している。また、ロス大統領とは無関係だという。
チーム・リーダーはセバスチャン・スタンのバッキー・バーンズとなる模様。

ドラマ「アイアンハート」

2025年6月24日、ディズニープラス配信予定。映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でMCUデビューを飾った若き天才科学者、リリ・ウィリアムズ(ドミニク・ソーン)の単独シリーズ。大学が舞台で、「19歳の大学生が暇潰しにクレイジーなことをやらかして、その失態に対処しなくてはいけない1日を描くような感じ」とソーン。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)以来の再登場となるMIT職員役のジム・ラッシュがカムバック。共演には『イン・ザ・ハイツ』(2021)のアンソニー・ラモスや「THIS IS US/ディス・イズ・アス」(2016-)のリリック・ロス、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のオールデン・エアエンライクらが名を連ねている。エピソード監督は「親愛なる白人様」(2017-2019)サマンサ・ベイリーと「アトランタ」(2016-)アンジェラ・バーンズ。
映画『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』

2025年7月25日US公開予定。これまで旧20世紀フォックスでの映画化が繰り返されたファンタスティック・フォーがついにMCUデビューを果たす。
2024年7月のサンディエゴ・コミコンで、タイトルが『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ(The Fantastic 4: First Steps)』となることが発表された。プロダクションデザインの着想元は『ブレードランナー』(1982)や「∀ガンダム」(1999 )などで知られる伝説的デザイナーのシド・ミードだといい、「1960年代のレトロ・フューチャー」がコンセプト。
ファンタスティック・フォーは、マーベル・ユニバースで最も歴史の長いスーパーヒーローチーム。MCUでは『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』でジョン・クラシンスキーがミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズを演じた。
ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ役をペドロ・パスカル、インビジブル・ウーマン/スー・ストーム役をヴァネッサ・カービー、ヒューマン・トーチ/ジョニー・ストーム役をジョセフ・クイン、ザ・シング/ベン・グリム役をエボン・モス=バクラックが演じる。
「ワンダヴィジョン」(2021)のマット・シャクマンが監督。脚本には、インディーズ映画や短編映画で活躍してきたジェフリー・キャプラン&イアン・スプリンガーが名を連ね、『宇宙戦争』(2005)『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)などのジョシュ・フリードマンがリライトで参加している。
ドラマ「オザークへようこそ」(2017-2022)や『アシスタント』(2019)のジュリア・ガーナーがシルバーサーファー役を演じる。コミックのシルバーサーファーは、主にノリン・ラッドとの本名で知られているが、本作でガーナーが演じるのはシャラ=バルという名のバージョン。ノリン・ラッドの恋人で、ギャラクタスからシルバーサーファー同等の力を与えられた女性だ。
作曲家は『ドクター・ストレンジ』(2016)やMCU版『スパイダーマン』3部作のマイケル・ジアッキーノ。
マーベル・ユニバース最大の脅威の一人であるギャラクタスも登場。演じるのは『ハリー・ポッター』シリーズの死喰い人アミカス・ カロー役で知られるラルフ・アイネソン。今後のMCUに重大な影響を及ぼす大物ヴィランとなるかもしれない。
ほか、『マルコヴィッチの穴』(1999)の名優ジョン・マルコヴィッチ、『リチャード・ジュエル』(2019)ポール・ウォルター・ハウザーも出演する。
もともと2025年5月2日公開予定だったが、『サンダーボルツ』と入れ替わる形で7月25日に変更された。2024年7月末よりイギリスで撮影開始となる。
アニメ「アイズ・オブ・ワカンダ」
2025年8月6日、ディズニープラス配信予定。映画『ブラックパンサー』シリーズの舞台、ワカンダの物語。「世界中を旅しながら、危険なヴィブラニウム製の人工物を回収する任務を課された勇敢な戦士たち」の物語が描かれる。
プロデューサーのブラッド・ウィンダーバウムは、キルモンガーの父ウンジョブやズリ、ティ・チャラの元恋人ナキアが所属したワカンダのスパイ組織ウォー・ドッグ目線で描く物語と説明している。
ワカンダ王国のエリート護衛部隊“ドーラ・ミラージュ”の隊員たちが登場すると見られる。映画シリーズの監督ライアン・クーグラーも製作に携わると伝えられている。
アニメ「マーベル・ゾンビーズ」
Marvel Zombies, an animated Original Series from Marvel Studios, coming soon to @DisneyPlus. #DisneyPlusDay pic.twitter.com/YetfOYpDPj
— Marvel Studios (@MarvelStudios) November 12, 2021
2025年10月、ディズニープラス配信予定。「ホワット・イフ…?」(2021-)から派生した新作アニメ。「ホワット・イフ…?」シーズン1の第5話『もしも…ゾンビが出たら?』で描かれた、スーパーヒーローがゾンビ化してしまった世界で、新世代のヒーローが拡大するゾンビ禍に立ち向かうストーリー。
「マーベル・ゾンビーズ」でゾンビ軍団と戦うのは、『ブラック・ウィドウ』(2021)からイェレナ・ベロワとレッド・ガーディアン、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)からシャン・チー、ケイティとデス・ディーラー、「ホークアイ」(2021)からケイト・ビショップ、そして「ワンダヴィジョン」(2021)からジミー・ウー捜査官。さらにミズ・マーベルや『ブラック・ウィドウ』のウィドウズ、そしてスクラル人の暴走族らも登場するという。
一方ゾンビ化するのは、キャプテン・アメリカやホークアイ、キャプテン・マーベル、スカーレット・ウィッチのほか、『インクレディブル・ハルク』(2008)のアボミネーション、『アントマン&ワスプ』(2018)のゴースト、そして『エターナルズ』(2021)のイカリス。成人向けの「TV-MA」指定となる見込みで、グロテスクな表現も含まれそうだ。
監督は「ホワット・イフ…?」のブライアン・アンドリュースが務め、脚本は「シー・ハルク:ザ・アトーニー」(2022)のゼブ・ウェルズが執筆。ふたりは製作総指揮も兼任する。
ドラマ「ワンダーマン」
2025年12月、ディズニープラス配信予定。主人公となるワンダーマンことサイモン・ウィリアムズは、1964年に刊行された『Avengers #9』にて初登場したヒーロー。大富豪の息子として生まれるも亡き父の会社を経営難に陥らせたあげく、兄エリックにそそのかされて会社の金を横領して逮捕されてしまう。そこにバロン・ジモが現れ、イオンエネルギーを注入され、超人的な身体能力や飛行能力を手に入れた。当初はヴィランとして登場したが、のちにヒーローとしてアベンジャーズにも正式参加。チームの中でも古参のヒーローだ。
主演はDC『アクアマン』ブラックマンタ役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世。主人公の兄でグリムリーパーというヴィランになるエリック役には「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」のデミトリアス・グロッセ。『アイアンマン3』などで悪役マンダリンを装っていた売れない役者トレヴァー・スラッテリー役のベン・キングズレーも再登場。「マインドハンター」(2017-)などのローレン・グレイジアも出演する。
“ハリウッドを風刺する”内容になるとされる。エピソード監督は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)デスティン・ダニエル・クレットンと、新鋭監督のステラ・メギー。一時は中止になったとの情報もあったが、その後クレットンが本企画を進めるために『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ』を降板している。
MCU フェーズ6 今後の予定 最新情報
映画『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』

2026年5月1日US公開予定。『アベンジャーズ』シリーズ第5弾であり、フェーズ4より始まった「マルチバース・サーガ」集大成となるうちの一作。
もとの副題は『ザ・カーン・ダイナスティ』で、ルチバース・サーガの“ラスボス”征服者カーンとの壮大な戦いが描かれると見られていた。しかし征服者カーン役のジョナサン・メジャースが暴行などの罪で有罪となったことを受けてディズニーはメジャースを解雇。その後『ザ・カーン・ダイナスティ』のタイトルが撤回されており、一時的に『アベンジャーズ5』と呼ばれていた。
2024年7月28日(日本時間)のサンディエゴ・コミコンで、新たなタイトルが『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』に発表。メイン・ヴィランとなるドクター・ドゥーム役で、アイアンマン/トニー・スターク役を演じたロバート・ダウニー・Jr.がMCU復帰を果たすことがサプライズ告知された。

ドクター・ドゥームはコミックでドゥームはファンタスティック・フォーの宿敵であり、カーン(のうちの一人)に大きな影響を与える大物ヴィランだ。
監督は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が復帰。『もともと『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)デスティン・ダニエル・クレットン監督が就任していたが、『シャン・チー2』やドラマ「ワンダーマン」に専念するため降板した。『デッドプール&ウルヴァリン』ショーン・レヴィが監督候補の一人とされたこともあった。
脚本は『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2022)ジェフ・ラブネスが担当するとされたが、すでに離脱しているとの情報も。新たに『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)や「ロキ」(2021-2022)のマイケル・ウォルドロンが就任した。
キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース役のクリス・エヴァンスも再出演。ヘイリー・アトウェルもエージェント・カーター役を再演する。
60名以上のMCUキャラクターが再登場するとの登場が伝えられている。また、多くのキャラクターを対等に描くアンサンブル作品になるという。
日本時間2025年3月27日深夜、マーベル・スタジオは突如としてライブ配信を開始し、総勢27名の本作出演キャストを発表した。ラインナップは以下の通り。
- クリス・ヘムズワース(ソー)
- ヴァネッサ・カービー(インビジブル・ウーマン/スー・ストーム、ファンタスティック・フォー)
- アンソニー・マッキー(キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソン)
- セバスチャン・スタン(ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ)
- レティーシャ・ライト(ブラックパンサー/シュリ)
- ポール・ラッド(アントマン/スコット・ラング)
- ワイアット・ラッセル(U.S. エージェント/ジョン・ウォーカー、サンダーボルツ* )
- テノッチ・ウエルタ・メヒア(ネイモア)
- エボン・モス=バクラック(ザ・シング/ベン・グリム、ファンタスティック・フォー)
- シム・リウ(シャン・チー)
- フローレンス・ピュー(ブラック・ウィドウ/エレーナ・ベロワ、サンダーボルツ*)
- ケルシー・グラマー(ビースト、X-MEN)
- ルイス・プルマン(セントリー/ボブ、サンダーボルツ*)
- ダニー・ラミレス(ファルコン/ホアキン・トレス)
- ジョセフ・クイン(ヒューマン・トーチ/ジョニー・ストーム、ファンタスティック・フォー)
- デヴィッド・ハーバー(レッド・ガーディアン/アレクセイ、サンダーボルツ*)
- ウィンストン・デューク(エムバク)
- ハナ・ジョン=カーメン(ゴースト/エイヴァ・スター、サンダーボルツ*)
- トム・ヒドルストン(ロキ)
- パトリック・スチュワート(プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア、X-MEN)
- イアン・マッケラン(マグニートー/エリック・レーンシャー、X-MEN)
- アラン・カミング(ナイトクロウラー/カート・ワグナー、X-MEN)
- レベッカ・ローミン(ミスティーク/レイブン・ダークホルム、X-MEN)
- ジェームズ・マースデン(サイクロップス/スコット・サマーズ、X-MEN)
- チャニング・テイタム(ガンビット/レミー・ルポー、X-MEN)
- ペドロ・パスカル(ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ、ファンタスティック・フォー)
- ロバート・ダウニー・Jr.(ドクター・ドゥーム)
映画『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』

2027年5月7日全米公開予定。『ザ・カーン・ダイナスティ』に続く『アベンジャーズ』第6弾であり、フェーズ6を締めくくる最重要作。『アベンジャーズ/エンドゲーム』級のインパクトとなりそうだ。
監督はアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟。『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』の2部作に続き、“マルチバース・サーガ”の完結を担う。MCU作品へのルッソ兄弟の復帰については、7月中旬に契約交渉中との報道がなされていた。ストーリーラインの原案になるとみられる「シークレット・ウォーズ」は、かねて2人が大ファンだと語り、『エンドゲーム』の公開直後には「『シークレット・ウォーズ』を映画化するなら復帰する」と冗談めかしながら口にしていたほどだった。
ベネディクト・カンバーバッチのドクター・ストレンジは、本作で大々的に再登場する。

脚本は『ザ・カーン・ダイナスティ』マイケル・ウォルドロンが連続で担当する。
タイトル未定の新作映画公開予定日(US)
- 2028年2月18日
- 2028年5月5日
- 2028年11月10日
時期詳細未定の予定作
映画『ブレイド』

かつてウェズリー・スナイプスが演じたヴァンパイア・ハンターがMCU参戦。『ムーンライト』(2016)『グリーンブック』(2018)でアカデミー助演男優賞に2度輝いたマハーシャラ・アリが主演。
製作では監督降板や撮影延期、脚本トラブルなど紆余曲折を経ている。少なくとも5人の脚本家が携わった後、一時は「女性主導による、人生訓に満ちた物語」になりかけていたところ、難色を示した主演のアリが降板もちらつかせたため、硬派な作風の『LOGAN/ローガン』(2017)マイケル・グリーンが投入されたこともある。その後、『ゴジラvsコング』(2021)『ブラック・ウィドウ』(2021)ほか、『サンダーボルツ*』(2025予定)も執筆のエリック・ピアソンが加わった。
当初はバッサム・ターリクが監督に就任していたが、2022年10月の撮影開始直前に「スケジュール都合」で突然降板。続いて就任したヤン・ドマンジュも2024年6月に「友好的」な形で降板した。
R指定作品になるという。2024年秋より撮影を開始し、2025年11月7日US公開予定とされていたが、公開日は未定となった。現時点までに、後任となる監督は見つかっていない。
映画『アーマー・ウォーズ』
ウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズ(ドン・チードル)を主人公として、トニー・スターク亡き世界を舞台に、「アイアンマン/トニー・スタークにとって最大の恐怖だった、“もしも技術が悪の手に渡ってしまったら?”が現実化する」という物語を描く。もともとディズニープラスのドラマシリーズとして企画されていたが、予算の制約を回避するため長編映画に変更された。
ドラマ「シークレット・インベージョン」とも繋がる内容になるという。脚本は「GIRLS/ガールズ」のヤシル・レスターが執筆。そのほかに判明していることはなく、まだまだ謎の多いプロジェクトだ。
ドラマ「ヴィジョン・クエスト」
2026年ディズニープラス配信予定。「スタートレック:ピカード」(2020-2023)テリー・マタラスがショーランナーに就任している。ヴィジョン役のポール・ベタニーも復帰する。
「ワンダヴィジョン」で姿を消したヴィジョン(ポール・ベタニー)のその後を描く、ヴィジョン単独ドラマ。スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ役のエリザベス・オルセンも登場する可能性があるという。
製作は「ワンダヴィジョン」「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」のジャク・シェイファー。シリーズ化の可能性も伝えられている。
ワカンダのドラマ
『ブラックパンサー』シリーズの舞台であるワカンダを掘り下げるドラマシリーズ。映画で監督を務めたライアン・クーグラーが製作・監督に就任。オコエ役のダナイ・グリラが続投する。なお『ブラックパンサー』からは、ほかにもスピンオフ企画が存在するというが、詳細はわかっていない。
スカーレット・ヨハンソンによる極秘企画
ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ役を演じたスカーレット・ヨハンソンがプロデュースを務めるとされる企画。“極秘”とされており、どのような内容かは一切伝えられていない。
ヨハンソンは映画『ブラック・ウィドウ』の公開形式をめぐってディズニーを相手に訴訟を起こしていたが、その後和解し、本企画が明らかになった。長らく進捗が聞こえないが、2023年11月時点でまだ存続していることがケヴィン・ファイギの発言によってわかっている。
実現の可能性が期待されているが、まだ詳細が不明なタイトル
- 『X-MEN』
- 『ドクター・ストレンジ3』
- 『スパイダーマン4』
- 『ソー 5』
- 『シャン・チー2』
- 『エターナルズ2』
- 「ムーンナイト」シーズン2
- 「ミズ・マーベル」シーズン2
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