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ヴィジョン単独作「ヴィジョン・クエスト」始動 ─ 「ワンダヴィジョン」新スピンオフ、ポール・ベタニーが復帰

ワンダヴィジョン
『ワンダヴィジョン』 ディズニープラスで配信中 (c) 2021 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)「ワンダヴィジョン」(2021)の新たなスピンオフ作品「ヴィジョン・クエスト(原題:Vision Quest)」が製作されることがわかった。米Deadlineなどが報じている。

本作は「ワンダヴィジョン」の終盤に登場したホワイトヴィジョンの“その後”を描くもので、ヴィジョンが自らの記憶と人間らしさを取り戻そうとするストーリーになるとみられている。出演者にはヴィジョン役を演じてきたポール・ベタニーが復帰するほか、スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ役のエリザベス・オルセンも登場する可能性があるという。

報道によると、「ヴィジョン・クエスト」は「ワンダヴィジョン」と同じくディズニープラス(Disney+)にて配信予定。現時点では「シリーズ化の可能性もある」と伝えられているため、ドラマシリーズとなることも、あるいは「ウェアウルフ・バイ・ナイト」(2022)と同じく“スペシャル・プレゼンテーション”となることもありうるようだ。

本企画は初期段階であり、来週(2022年11月1週目)より脚本家ルームが作業を開始するとのこと。「ワンダヴィジョン」の脚本・製作総指揮を務めたジャック・シェイファーが指揮を執る。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)から「ワンダヴィジョン」へと繋がった物語は拡大を続けており、スカーレット・ウィッチは『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)に登場したほか、アガサ・ハークネスのスピンオフドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス(原題)」も2023年冬の配信を目指して進行中だ。

シェイファーは「アガサ」にも携わっているため、おそらく同作で「ヴィジョン・クエスト」に繋がる要素が示されることになるだろう。「アガサ」の脚本には「ワンダヴィジョン」や『ザ・マーベルズ(原題)』(2023)を執筆したミーガン・マクドネルが参加することも新たに判明しているだけに、MCUのフェイズ5では各作品の物語がふたたび緊密に繋がりはじめることになるかもしれない。

ドラマ「ヴィジョン・クエスト(原題:Vision Quest)」の配信時期・撮影時期は未定

Sources: Deadline, Variety, CBR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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