「ザ・ボーイズ」アニー役「死んだ方がマシ」バセドウ病の苦しみ語る ─ 「身体的な症状が憶測の対象となり、軽視・無視されるのは本当に耐え難い苦痛だった」

「ザ・ボーイズ」シーズン5の撮影中にバセドウ病を公表したアニー/スターライト役エリン・モリアーティが、“死んだ方がマシ”と思えるほど深刻な症状に苦しんでいたことを明かしている。
2025年6月、モリアーティはバセドウ病と診断されたことを公表。バセドウ病は甲状腺に影響を与える自己免疫疾患であり、慢性的な疲労や吐き気、動悸など、さまざまな症状を引き起こす。これによって、モリアーティは撮影中「役に没頭できなかった」ことを明かしていた。
このたび米TIMEへの寄稿で、診断に至るまでの過程や治療の経験を綴ったモリアーティ。2023年9月頃に「深い疲労感」として現れ始めた症状は、約2年後に「日常生活に支障をきたすほど」悪化し、「アラームが鳴っても寝過ごし、週末には19時間以上ぶっ通しで眠るようになった」と説明。「気分の浮き沈みの悪化」「手足のしびれ」「力が入らない」といった危険な症状にも悩まされたという。
俳優であるモリアーティにとって、「何よりも恐ろしかったのは記憶力の低下だった」という。「簡単なセリフさえ覚えるのが難しくなった。テレビシリーズの撮影中だった私にとって、それは恐怖そのものだった」。
深刻な症状に襲われたのは、「ザ・ボーイズ」最終シーズンの撮影の真っ只中。「これまで以上に世間の注目を浴びている時期だった。私は公の場で、慢性疾患という肉体的苦痛の地獄を経験していた。プライベートで経験するだけでも大きな精神的ダメージを受けるのに、自分の身体的な症状が憶測の対象となり、軽視されたり、無視されたりするのは、本当に耐え難い苦痛だった」。
さらに、「アニー役を演じることは、言葉では表現しきれないほど大切な意味を持っていた」としたうえで、「私は彼女を失った。自分自身も失ってしまった」とその苦しみを語っている。
当時まだ病状は確定しておらず、「最終的に神経内科に紹介された」というモリアーティ。この時点で、「自分が死ぬ可能性を覚悟していた」と明かしている。「あまりの苦痛に、死という概念さえも、ある種の安らぎのように思えた。あの状態で生き続けることの方が、死よりも恐ろしく感じられた」。
しかしシーズン終盤の撮影を行っていた2025年5月、内分泌科医から「答えが出ました!あなたを救えます!」とのメールが届き、ついに「バセドウ病」と診断。こうして「長年の混乱にようやく形が与えられた」ことで、モリアーティは「自分の人生が再び動き始めた」と感じたという。「何年も続いていた苦しみに言葉が与えられ、答えを得ることができた」。
また治療開始から数か月後、深刻な精神的危機に陥り、入院していたことも告白。治療が効き始めた時、「過去2年間、自分自身がどれほど“自分を見失っていたか”を悟った」と記している。
自身の経験を踏まえ、モリアーティは「自己免疫疾患は、人それぞれ異なる形で現れます」「もし自分が“すべてストレスや疲労のせいだ”と片づけていなければ、もっと早く気づけていたはず」と強調。「もしあなたの光が少しでも弱まっているなら、検査を受けてほしい。気合で乗り越えようとしないで」と呼びかけている。
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Source:TIME




























