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MCUアニメ「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」2024年配信 ─ デアデビル役でチャーリー・コックス出演、ハリー&ノーマン・オズボーンも登場

https://twitter.com/MarvelStudios/status/1550558046144716800

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版『スパイダーマン』のアニメシリーズ「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー(原題:Spider-Man: Freshman Year)」が2024年にディズニープラスにて配信予定であることがわかった。2022年7月22日(米国時間)、マーベル・スタジオがサンディエゴ・コミコンにて発表した。

本作は既報の通り、ピーター・パーカーが“親愛なる隣人”スパイダーマンになるまでの日々を描くシリーズで、舞台は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)以前だとされている。スパイダーマン以外にはデアデビル/マット・マードックドクター・ストレンジ、またピーターのメンター役としてノーマン・オズボーンが登場。デアデビルの声優は「Marvel デアデビル」(2015-2018)に続いてチャーリー・コックスが務めることも明らかとなった。

ピーターのクラスメイトには、ノーマンの息子であるハリー・オズボーンをはじめ、コミックではランナウェイズの一員であるニコ・ミノル、同じくコミックではハルクとなるアマデウス・チョウなど。さらにヴィランとしてドクター・オクトパス、ユニコーン、カメレオン、スコーピオン、スピード・デーモン、タランチュラ、ライノ、ブタンらが一挙に顔を揃える。サンディエゴ・コミコンではコミックのテイストに回帰したファーストルックも発表され、現地のメディアやジャーナリストはさっそくSNSでその様子を報告した。

もっとも気になるのは、本作がMCUの正史として位置づけられるかどうかだ。トム・ホランド主演『スパイダーマン』3部作のクラスメイトだったMJ(ゼンデイヤ)やネッド(ジェイコブ・バタロン)の姿は今のところ見えないうえ、これまで登場しなかったノーマン&ハリー・オズボーン親子ほか多数のヴィランも参戦するとなれば、これまでのスパイダーマンの物語とは整合性が取りづらいようにも思われる。脚本・製作総指揮のジェフ・トラメルは、このたび「何もバラしたくないのですが、予想外にご期待ください」と語った。

また、現時点でスパイダーマン/ピーター・パーカー役の声優は発表されておらず、トム・ホランドの続投は不明。声優陣はデアデビル役のチャーリー・コックス、ベントリー・ウィットマン役の「ボージャック・ホースマン」(2014-2020)で知られるポール・F・トンプキンスを除いて明らかになっていない状況だ。

なお、マーベル・スタジオは「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」のシーズン2にあたる「スパイダーマン:ソフォモア・イヤー(原題:Spider-Man: Sophomore Year)」の製作も決定済み。早くも複数年にわたるストーリーテリングが計画されていることがうかがえる。

アニメシリーズ「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー(原題)」は2024年にディズニープラスで独占配信

Sources: Deadline, Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。