フレディ復活、『エルム街の悪夢』新作映画が制作へ ─ オリジナル脚本に基づく新たな悪夢

ホラー映画史に名を刻む金字塔、『エルム街の悪夢』シリーズが新たな形でスクリーンへ帰ってくることが明らかとなった。米The Hollywood Reporterが報じている。
パラマウントは、故ウェス・クレイヴンが脚本・監督を務めた1984年公開のオリジナル版『エルム街の悪夢』の脚本を映画化する米国内権利について、クレイヴンの遺産管理団体と契約を締結。新作は、『エルム街の悪夢』の世界観を舞台にオリジナル脚本をベースにした物語になり、パラマウントの新レーベル「Paramount Primal」から公開される予定だ。
同レーベルを率いるのは、『バーバリアン』(2022)や『WEAPONS/ウェポンズ』(2025)などを手がけたJ・D・リフシッツとラファエル・マーグレス。同レーベルは新進気鋭のストーリーテラーや実績ある映画作家と提携し、ホラーをはじめアクションやコメディなど、適正な予算規模で独創的なアイデアで作品を製作することを目的としている。
今回の契約は、クレイヴンの妻アイヤ・ラブンカと息子ジョナサン・クレイヴンが管理する遺産団体から、オリジナル脚本の米国内権利をライセンスする形で実現した。プロデューサーには、アイヤ・ラブンカ、ジョナサン・クレイヴン、著作権法を専門とする弁護士からプロデューサーに転身したマーク・トベロフも参加する。リフシッツとマーグレスは製作総指揮を務める。
『エルム街の悪夢』を巡っては著作権の動きも注目されてきた。米国の著作権法では、作者やその遺族が作品の権利を公開から35年後に取り戻せる制度があり、クレイヴンの遺産管理団体はトベロフの支援を受けて2019年に同制度を利用し、オリジナル脚本の米国内権利を回復した。一方で海外配給権については、現在もワーナー・ブラザース傘下のニュー・ライン・シネマが保有している。
オリジナル版は、子どもたちを殺害し、被害者の親たちによって焼き殺されたフレディ・クルーガーが、夢の中から若者たちを襲うという斬新な設定で世界的ヒットを記録。その後、続編7作に加え、2010年にはリブート版も製作され、テレビシリーズやコミック、関連グッズなどへと発展する人気フランチャイズとなった。
ラブンカは声明で、「ウェス・クレイヴンが生み出した『エルム街の悪夢』の世界を、熱心な新しい世代のファンにお届けできることを楽しみにしています。ホラーというジャンルが、本来あるべき文化的な地位をようやく確立したことを知れば、ウェスはきっと喜んだことでしょう。劇場という現代の焚火を囲みながら、新たな悪夢の物語が始まる瞬間を皆さんと共有できる日を心待ちにしています」とコメントした。
また、リフシッツとマーグレスは、「私たちは物心ついた頃からウェス・クレイヴン作品のファンでした。アイヤとジョナサンが、この世に新たな物語を送り出す機会を私たちに託してくれたことは、言葉にできないほどの光栄です。彼らと協力して、世界中の観客に恐ろしい新たな悪夢を届け、フレディをホームに迎え入れることを楽しみにしています」と意気込みを語っている。
新たな製作陣のもと、フレディ・クルーガーが現代の観客にどのような悪夢を見せるのか、大きな注目が集まりそうだ。
Source:The Hollywood Reporter





























