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『オデュッセイア』ゼンデイヤ、極寒すぎて口が凍ってセリフが言えず「ぶつぶつぶつ」

オデュッセイア
photo by Melinda Sue Gordon (C) Universal Studios. All Rights Reserved.

クリストファー・ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』は、どうやら撮影現場のエピソードだけでも一大冒険だったようだ。ゼンデイヤが、アイスランドでの撮影初日にあまりの寒さで口が凍り、セリフがうまく言えなくなってしまったという。

米ポッドキャスト「Happy Sad Confused」に出演したゼンデイヤは、『オデュッセイア』撮影初日を振り返り、「セリフはちゃんと覚えていて、完璧にしておきたかった」と回想。ところが、現場はアイスランド。極寒の中で緊張も重なり、「口が凍っちゃって、何も出てこなかった。口が動かなかったんです」と明かした。

本人いわく、出てきた言葉は「ブツブツブツ……」みたいな感じだったそうで、「すごく恥ずかしかった」と苦笑い。それでもゼンデイヤは、憧れの俳優たちとシーンを共有できることを「喜びであり、贈り物だった」と語り、現場では「集中して、仕事をする」意識を持ちながらも、そこにいられること自体に感激していたという。

本作でゼンデイヤが演じるのは、知恵と戦いを司るギリシャ神話の女神アテナ。ノーランはゼンデイヤについて、Fandangoのインタビューで「彼女はいつも完璧でした。いつも完璧」と絶賛している。寒すぎて口が動かなかったという本人の体感とは裏腹に、監督から見れば問題なしどころか、完璧だったようだ。

この“完璧”発言には、共演者たちも少しザワついたらしい。トム・ホランドは「僕はまだ自分のを待ってます」と冗談を飛ばし、マット・デイモンもその件が「話題になっていた」と証言。ノーランは「彼らが文句を言っていると聞いた時は、最初は申し訳なく思いました。でも、それは彼らの問題であって、僕の問題ではないなと気づきました」と笑っている。

『オデュッセイア』現場のちょっと笑える苦労話といえば、ゼンデイヤのパートナーであるホランドも明かしていた。ノーラン作品初参加となったホランドは、はじめてIMAXフィルムカメラで撮影した際、ノーランが何度もカットをかけるため、「自分たちの演技が悪いのかな?」と不安になってしまったという。実際には、IMAXフィルムのマガジンが3分程度しか持たないために交換が必要だっただけ。ホランドは「このシーン、僕らが完全に大失敗しちゃったのかと思った」と振り返っている。

さらに、主人公オデュッセウス役のマット・デイモンも、ギリシャ・メッシニアにあるネストル洞窟での過酷ロケを明かしていた。キュクロプスの場面では、本物の洞窟に入るために何千匹ものミツバチのカーテンのような群れを通り抜ける必要があり、加えて洞窟内には40頭もの羊がいたため、かなり刺激的な臭いがしたという。ノーランはこの本物の洞窟ならではの重苦しさが、場面にリアルな感覚を与えたと語っている。

『TENET テネット』(2020)で大型旅客機を実際に建物へ突っ込ませたノーランらしく、『オデュッセイア』でも実景、実物、実感へのこだわりは徹底されている様子。ゼンデイヤの口は凍り、ホランドはIMAXカメラに戸惑い、デイモンはミツバチと羊の中へ。神話の英雄譚を撮る現場もまた、キャストたちにとってはなかなかの試練だったようだ。

映画『オデュッセイア』は2026年9月11日(金)全国公開。

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    Source:Happy Sad Confused,Fandango

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    有馬 ノア

    洋画好きが高じて、海外エンタメを中心に執筆。ロサンゼルス在住経験を活かし、映画・ドラマのニュースやカルチャーにまつわる話題を追いかけています。趣味は古着と映画ポスター集め。

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