『ザ・プレデター』公開大幅延期、シュワちゃん出演はなし……シェーン・ブラック監督、お疲れ気味の模様
ジェームズ・キャメロン監督による超大ヒット作『アバター』の続編4作品の公開日が発表されて話題を集めている昨今であるが、その陰に隠れつつ、同じく20世紀フォックス配給で製作が進められている『プレデター』フランチャイズの最新作、シェーン・ブラック監督による『ザ・プレデター(原題:The Predator)』の公開日変更が発表されている。
当初の予定では2018年2月9日と発表されていた公開日は、新たに2018年8月3日と約6ヶ月延期されており、日本では大した話題にもなっていないが、米国ではなかなか注目度の高い本作品だけに大きな話題を集めているようである。どんな理由で延期となったのかは定かではないが、最も大きな理由として考えられるのは当然、撮影予定の遅延あるいは難航ではないのだろうか。
Monday… the hunt is on. pic.twitter.com/4tScRCnhGA
— Shane Black (@BonafideBlack) 2017年2月18日
また少し時間を遡る話だが、ブラック監督がカメオ出演を熱望していた、第1作目『プレデター』の主演アーノルド・シュワルツェネッガーは、YAHOO!MOVIESのインタビューで以下のように述べているそうである。
They asked me, and I read it, and I didn’t like it — whatever they offered. So I’m not going to do that, no. Except if there’s a chance that they rewrite it, or make it a more significant role. But the way it is now, no, I won’t do that.
「出演依頼の話があって脚本には目を通したが、あまり好ましくなかったので出演は考えていない。脚本を書き直すか、あるいはより重要な役柄にならない限りはね。しかし今のところは、出演はないよ」
いったいどんな役柄で、どんな場面での出演依頼だったのかは不明だが、簡潔に言えば端役では嫌だということかもしれないね……。
さて『ザ・プレデター』の進捗状況についてだが、クランクインの発表がなされてから現在までにボチボチではあるが、撮影現場での写真や、本作品の肝である“ハンター”の情報などが公開されている。
Partial cast… beautiful human beings, good people. Also, killers. Cameras roll today. Follow me on Twitter for updates. Wish us luck. pic.twitter.com/vYGgGesW0Y
— Shane Black (@BonafideBlack) 2017年2月20日
こちらは以前の記事でもご紹介した撮影初日の一枚。写真は左から、スターリング・K・ブラウン、トレバンテ・ローズ、ボイド・ホルブルック、オリヴィア・マン、キーガン=マイケル・キー、そして中央の子役がジェイコブ・トレンブレイである。
Stone killers with serious acting chops — but which of them will be chopped… by THE PREDATOR? (See what I did there?) pic.twitter.com/H5lOw2K5vy
— Shane Black (@BonafideBlack) 2017年3月9日
そして前述のキャストに加えて、アルフィー・アレン、トーマス・ジェーン、オーガスト・アギレラの顔が伺える写真も公開されている。また英国のエンターテインメント・メディア“Digital Spy”には、本作品初露出となる撮影現場での写真も公開されている。
Here’s a first look on-set at the Predator reboot.https://t.co/MCsw6TbjS5 pic.twitter.com/aASlMHsB6m
— Digital Spy (@digitalspy) 2017年4月25日
Digital Spyでは、他にも数枚の撮影現場写真が公開されており、その中には例の蛍光色をした“ハンター”の血液らしきものを浴びた死体も写っているので、興味のある方はご覧になっていただきたい。さらにカイル・ストラウツが中身を演じているハンターの情報について、ブラック監督は自身のツイッターで以下のようなことを述べている。
I am standing on set next to a 7-foot tall gentleman in a Predator suit — so no, it is not all CGI.
— Shane Black (@BonafideBlack) 2017年4月23日
「私はプレデター・スーツを身にまとった7フィートの背の高い紳士の隣に立っていますよ。そう、完全にCGIではないんです」
つまり本作品におけるハンターは、昨今のSF映画にありがちなフルCGI仕様ではなく、過去の『プレデター』シリーズと同様のアナログな特殊メイク要素を取り入れた表現になっているということである。まあCGIが悪いということではないが、往年のシリーズ愛好家にとってみれば、これはある意味吉報と捉えても良いかもしれない。
というわけで、公開延期とか、シュワちゃんの出演は完全にないとか、やや悲しい情報がありつつも、一応撮影自体は地味に進行しているようではある。たとえ少々の公開延期があったとしても、作品自体のクオリティを重視した上での判断であれば、鑑賞を待ち侘びる側からすれば大いにそちらを尊重してもらいたいが、製作途中の頓挫からまさかの製作中止などという惨事に至らないことを切に願っている。
では最後に、撮影監督のラリー・フォン撮影による、なんだかお疲れ気味に感じる監督の写真を御覧いただきたい。頑張れ、シェーン・ブラック!
Courtesy of Mr. Fong. pic.twitter.com/7u6Id3FOE7
— Shane Black (@BonafideBlack) 2017年4月26日
Source: http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=thepredator.htm
http://collider.com/the-predator-release-date-august-2018/
Eyecatch Image: https://twitter.com/BonafideBlack/status/833085333952540672