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パニッシャー生みの親、コミック作家のジェリー・コンウェイが死去 ─ ケヴィン・ファイギら追悼

Gage Skidmore from Peoria, AZ, United States of America, CC BY-SA 2.0 , via Wikimedia Commons

マーベル・コミックのアンチヒーロー、パニッシャーの共同創造者として知られるコミック作家ジェリー・コンウェイが亡くなった。73歳だった。米Marvelが発表した。

コンウェイは1952年9月10日、米ニューヨーク・ブルックリン生まれ。10代の頃からコミック作家として活動を始め、16歳でプロデビュー。1970年代初頭にはマーベルで『デアデビル』『アイアンマン』『インクレディブル・ハルク』などを手がけ、20歳になる前からスーパーヒーロー・コミックの第一線で執筆していた。

その名を広く知らしめたのが、『アメイジング・スパイダーマン』での仕事である。コンウェイはスタン・リーから同シリーズのライターを引き継ぎ、ピーター・パーカーの物語により重い感情と喪失を持ち込んだ。なかでも『アメイジング・スパイダーマン』#121で描かれた「グウェン・ステイシーの死」は、スパイダーマン史のみならず、アメリカン・コミック史における大きな転換点として語り継がれている。

同じく『アメイジング・スパイダーマン』#129では、フランク・キャッスルことパニッシャーが初登場。コンウェイはジョン・ロミータ・Sr.、ロス・アンドリューとともにこのキャラクターを創造した。犯罪者を容赦なく処刑する私刑執行人という過激な存在は、やがてマーベル屈指のダークヒーローとして独自の人気を確立。映画、ドラマ、ゲームなどにも展開され、現在までポップカルチャーに大きな影響を与え続けている。

コンウェイはこのほか、マンシング、ウェアウルフ・バイ・ナイト、キャロル・ダンヴァース版ミズ・マーベルなどにも関わり、マーベル・ユニバースの拡張に大きく貢献。1970年代後半にはマーベルとDCの両社で執筆し、DCではファイヤーストーム、パワーガール、ヴィクセンなどの創造にも携わった。マーベル・コミックの編集長を短期間務めたこともある。

マーベル・コミック&フランチャイズ部門社長のダン・バックリーは、コンウェイを「思慮深く、物語の感情的・道徳的な核に深く寄り添うことのできる、才能ある作家」と追悼。マーベル・コミック編集長のC.B.セブルスキーは、「パニッシャーのような新たなキャラクターで私たちを興奮させ、『グウェン・ステイシーの死』のような感情的な物語で私たちの心を揺さぶった」と、その功績を称えた。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギは次のように追悼した。「ジェリー・コンウェイは、彼の作品に真の緊迫感をもたらし、センセーショナルなスーパーヒーローらしさと、人間らしい共感性の両方を融合させ、史上最も記憶に残る物語やキャラクターの数々を生み出しました。彼の執筆は、我々のコミック全体に大きな影響を及ぼしただけでなく、『ウェアウルフ・バイ・ナイト』から『デアデビル』、『スパイダーマン』や『パニッシャー』に至るまで、我々がスクリーンで手がけた作品の多くにもインスピレーションを与えてくれました。ジェリーは多くの人にとって素晴らしい協業者であり、そして友人でした。彼の逝去が深く惜しまれます」。

ご冥福をお祈りします。

Source:Marvel

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Joe Kishi

THE RIVER編集部。ハリウッド大作からインディー作品、アニメーションまで幅広くカバー。魂を揺さぶる瞬間に出会える記事を届けたい。

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