『スパイダーマン:BND』戦闘前のストレッチタイム、トム・ホランドが実際に撮影前10分ストレッチでみんなを待たせていたから生まれた

映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』で、戦いを前にしたスパイダーマンが「ちょっと待って」と相手を制し、入念にストレッチを始める愉快な場面がある。実はあの一連のくだり、脚本に最初から書かれていたものではない。主演トム・ホランドがアクション撮影のたびにストレッチをしてスタッフを待たせていたことから、その習慣をそのままアドリブ的に劇中に取り入れたものだった。
ホランドがトーク番組「Late Night with Seth Meyers」出演時に明かしている。発言自体は本作の米公開直前に行われたものだ。
※この記事には、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の軽微なネタバレが含まれています。
劇中、戦闘態勢に入った相手を前に、スパイダーマンは「ちょっと待って」といったん仕切り直し。身体を伸ばしながら「もう高校生じゃないんだから」とこぼし、相手にも「ストレッチする? やった方がいいよ」「身体にいいから」と勧める。自分のペースでひと通り終えると「準備いい?」と確認してから、ようやく戦闘を開始する。
いつも軽口を叩くスパイダーマンらしいこの一場面。実は、ホランド本人の撮影準備から生まれた。ホランドは「あのジョークは撮影当日に思いついたものなんです。スタント場面のたびに、僕が10分間ストレッチするせいで撮影が遅れていたから」と説明している。
ある日の撮影では、共演するエキストラたちが場面を盛り上げてくれていたことから、ホランドとデスティン・ダニエル・クレットン監督が「だったら、このストレッチを丸ごと入れたらどうだろう?」と相談。その場で一連のギャグを膨らませていったという。
さらに撮影時には、もう一段階やりすぎたバージョンも試されていた。ホランドによれば、スパイダーマンのスーツを着たスタントダブルが突然「開脚」を披露するカットまで撮影されており、ストレッチ中のホランドからそのショットへ切り替える構成を想定していたという。しかし、さすがにやりすぎだということで完成版からは外されたらしい。
「もう高校生じゃない」というスパイダーマンのひと言は、本作のピーター・パーカーが高校時代をとうに終えていることだけでなく、2026年6月に30歳を迎えたホランド自身の変化とも重なる。超人的な身体能力を持つヒーローであっても、戦う前にはきちんと身体をほぐすという小ネタには、演じる本人の現実がそのまま入り込んでいたわけだ。
ホランドは本作で、スパイダーマンを演じて以来初めて脚本家ルームに参加し、製作陣と定期的にアイデアを出し合っていたことを明かしている。また、スパイダーマンとパニッシャーの関係性も、ホランドとジョン・バーンサルが撮影を重ねるなかで当初の脚本から大きく変化したという。ストレッチのくだりも、そうした“柔軟な”現場づくりから生まれた一例だった。
映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は公開中。
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Source:Late Night with Seth Meyers




























