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実写『ストリートファイター』リュウ役、日系イギリス人としての責任 ─ 「当時、カッコいいアジア人キャラが本当に少なかった」「だからリュウはずっと特別な存在で」【限定】

ストリートファイター/ザ・ムービー
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「あんなに強くて格好いいアジア人がいるんだ」。イギリスで日系人として育ったアンドリュー・小路にとって、ゲーム『ストリートファイター』のリュウは、憧れの存在だった。そんな彼が、ハリウッド実写映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』でリュウ役を演じることになった。本人はこの大役に「使命感」を抱いていたという。

来日した小路に筆者がインタビューした。リュウ役に選ばれた時の心境を尋ねると、小路は自身のルーツに触れながら、その思いを明かしてくれた。

「僕はイギリスで、日本人のハーフとして育ちました。当時は、自分たちが憧れられるようなキャラクターが、本当に少なかったんです。『あんなに強くて格好いいアジア人がいるんだ』と思えるようなキャラクターがね。

だから、リュウは僕にとってずっと特別な存在だったんです。アジア系の人間がどう描かれるかという意味でも、この役を演じられることには、本当に感謝しています。」

小路は以前にも、西洋で育ったアジア人として、ゲームをプレイする時にはいつも自分と重なるリュウを選んでいたと語っていた。そのリュウを実写で演じるにあたり、喜びだけでなく、「責任も感じていた」と続ける。

「これからこのキャラクターたちとともに育っていく次の世代にも、僕たちが彼らを愛してきたのと同じくらい、彼らを愛してもらいたい。そのために、ちゃんとした作品を作らなければいけないという使命感がありました。」

そんな小路が脚本を読んだ時には、「これこそ『ストリートファイター』を映画化するうえで正しいアプローチだ」と確信したという。「ファンに愛してもらえる映画になると感じたんです。『ストリートファイター』の本質をちゃんと捉えているし、これまでに描かれてこなかったリュウとケンの物語になっている」と、映画の出来栄えにも自信を見せている。

小路のリュウに対する思い入れは、実際の撮影現場でも共演者に刺激を与えていたようだ。共に来日したキャスト陣に、ほかの共演者のアクションを見て「真の格闘家への道は、まだ遠い!修行あるのみ!」と感じたことはあるかと尋ねると、春麗役のカリーナ・リャンは「毎日です!毎日、アンドリューを見てそう思っていました。もう、本当にすごいんですよ!」と即答した。

ケン役のノア・センティネオも「小路は本当に化け物」と絶賛。その凄さは、単にアクションの技術が優れているというだけではなかった。

「今回のアクションには、ものすごく感情が込められているんです。スタントコーディネーター兼セカンドユニット監督のジョン・ヴァレラと、彼の素晴らしいチームがファイトシーンを設計したんだけど、小路はジョンたちと密接に協力していた。

パンチ一発、ガードひとつ、あらゆる動きがキャラクターの感情と結びつくように、すごくこだわっていたんですよ。だから僕もカリーナも、彼の役への向き合い方を本当に尊敬しました」。

リャンも「彼がいてくれて、本当に幸運でした」と続けると、小路は「それは初耳ですね……」とニヤリ。すかさずセンティネオが「だめだよ、ただでさえ天狗になってるんだから、もうこれ以上褒めるのは(笑)」と突っ込み、リャンも「優しくしてあげるのは今日だけだからね。ちゃんと噛み締めてよ(笑)」と笑った。

小路は以前、リュウの戦闘スタイルを再現するため、松濤館流空手をはじめ柔道、柔術、キックボクシングも学んだことを明かしていた。ゲームのキャラクターに憧れていた少年が、今度は自らそのキャラクターを演じ、次の世代に届けようとしている。共演者たちの証言からは、その思いが一つひとつのアクションにも込められていることが伝わってくる。

映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』は公開中。THE RIVER公式YouTubeチャンネルでは、リュウ役アンドリュー・小路、ケン役ノア・センティネオ、ブランカ役ジェイソン・モモア、春麗役カリーナ・リャンへ行った貴重な来日インタビューも公開中だ。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者、運営代表。執筆・編集から企画制作・取材・出演まで。数多くのハリウッドスターに直接インタビューを行なっています。お問い合わせは nakataniアットriverch.jp まで。

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