『トップガン マーヴェリック』ジョシュ・ブローリン、サイクロン役の最終候補だった ─ ジョセフ・コシンスキー監督が明かす
世界興行収入10億ドル以上を叩き出し、空前の大ヒットとなったスカイ・アクション映画『トップガン マーヴェリック』(2022)に、マーベル映画のサノス役で知られるジョシュ・ブローリンが、とある役どころの最終候補として挙がっていたという。ジョセフ・コシンスキー監督が明かした。
ブローリンが演じる可能性があったのは、元トップガンのエースパイロットで、現米海軍中尉の“サイクロン”ことボー・シンプソン役。本編では、ドラマ「MAD MEN マッドメン」(2007‐2015)で注目され、『ベイビー・ドライバー』(2017)や『リチャード・ジュエル』(2019)など数多くの映画で知られるジョン・ハムが演じていた。
監督が出演したポッドキャスト番組「Happy Sad Confused」の司会者は、コシンスキーが過去作に起用した俳優と繰り返しタッグを組むケースが多いことに言及。「『マーヴェリック』にジェームズ・ブローリンが出演しなかったことに驚いたのですが、彼の起用を考えましたか?」と質問を投げかけた。
すると監督は、自身がメガホンを取った『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017)に出演したブローリンについて、「もちろんですよ。ブローリンのことは考えました」と回答。「一人を当てにすることは出来ないし、僕にとってはブローリンとハムが最終候補だったんです」
司会者から「彼(ブローリン)は、この役を演じるつもりはあったのですか?」と聞かれた監督は、「そうです。ジョシュはこの役を演じたでしょうね。実際に彼とも話をしましたが、撮影に入るころに赤ちゃんが生まれることになっていたから、その可能性はないと分かっていました」と話した。「ブローリンとハム、2人とまた一緒に仕事が出来たら嬉しいですね」
本作にブローリンが出演していれば、ルースター役のマイルズ・テラーとも『オンリー・ザ・ブレイブ』に続いての再共演だった(ちなみに、テラーとコシンスキー監督は本作に続く『スパイダーヘッド』(2022)でも再びタッグを組んでいる)。
ところで『トップガン』シリーズは第3作の製作が発表されており、マーヴェリック役のトム・クルーズとコシンスキー監督が続投する見込みだと報じられている。しかし、監督は現時点で「続編企画には関わっていない」とコメント。来たる続編にサイクロンは再登場するのか、そしてコシンスキー監督が再登板する場合、ブローリンの起用はありうるのか?
「『マーヴェリック』を作るのに36年かかったのですから、次もまた36年かかるかもしれない」とはコシンスキー監督の談。次はそれほど時間がかからないことを祈りつつ、今は続報を待つほかない。
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Source: Happy Sad Confused