『ブレイド』のため家族ごと移住、負傷しながら準備していたマハーシャラ・アリ「なぜ実現しなかった」「ファイギの失敗?100%同意です」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版『ブレイド』で主演予定だったマハーシャラ・アリが、実現しなかった企画について改めて口を開いた。
米GQのインタビューで明かした。アリによれば、『ブレイド』のために約1年間トレーニングを続け、剣術や武術も学びながら膝を負傷するほど鍛えたうえ、家族ごとアトランタに移住して撮影開始を待っていたという。しかし、結局映画は完成しなかった。
『ブレイド』に長期間拘束されたことは、アリのキャリアにも影響したようだ。『グリーンブック』(2018)以降の映画出演が8年間で5本ほどにとどまっていることを指摘されると、アリは「6本か7本にはなっていたはず。『ブレイド』が実現しなかった」と回答。『ブレイド』のために予定を空け、準備を続けていた時間が、結果的にほかの作品への出演機会にも影響したことを示唆している。
なぜ映画が作られなかったのかと尋ねられると、アリは「それはケヴィン・ファイギに聞くべき質問です」と回答した。
「彼らには、あなたが言ったように、アカデミー賞を2度受賞した俳優が契約下にいて、何十億ドルもの資金がある。それでもなぜ実現しなかったのかは、彼らに聞くべきです。僕には今でも、なぜ実現しなかったのかわかりません。」
ファイギは2026年7月、ポッドキャスト「Happy Sad Confused」で、アリ主演版を実現できなかったことについて、「とてつもない負け犬で、失敗者になったような気分」だと吐露していた。
この発言について聞かれたアリは、「同意します。100%同意します。100%です。そう感じるべきです」と返した。
アリが最初にマーベル側と面会したのは2019年。同年夏のサンディエゴ・コミコンでは、本人が「BLADE」と書かれたキャップを手にステージへ登場し、主演が大々的に発表された。もっともアリは今回、仕事が完成する前から発表を行うことには当時から乗り気ではなかったと告白。物語にはゴーサインが出ていたものの、実製作に必要な動きがマーベル側から進まず、自分にはどうすることもできなかったという趣旨で振り返っている。
企画はその後も監督や脚本家の交代、公開延期を繰り返した。ファイギは2025年7月時点ではアリが引き続き参加し、現代を舞台とする脚本を開発していると説明していたが、2026年7月には上述の「失敗者」発言。アリ自身も同月末、別のGQインタビューで「僕はもう前に進みました」と企画から離れたことを認めた。
一方、『ブレイド』の頓挫が別の作品につながったことについては前向きに受け止めている。現在アリが主演する『Your Mother Your Mother Your Mother(原題)』は、当初『ブレイド』を監督する予定だったバッサム・ターリクとの再タッグ作。『ブレイド』で身につけたアクションの技術も同作で生かすことができたといい、「全部が無駄だったわけではない」と話している。『ブレイド』が実現していれば、この新作には出演できなかったとも振り返った。
▼ 『ブレイド』の記事
Source:GQ



























