【ネタバレ】『ブラック・ウィドウ』キメポーズが言及された理由とは? ─ ケイト・ショートランド監督が語る
この記事には、『ブラック・ウィドウ』のネタバレが含まれています。
ブラック・ウィドウのポーズといえば、『アイアンマン2』(2010)から度々見せてきた、戦闘時の着地姿勢だ。劇中では、そのおなじみのポーズをやる理由について、エレーナ(フローレンス・ピュー)がナターシャ(スカーレット・ヨハンソン)に尋ねる場面がある。「いつものあれ何?戦う時やるあれ。ほらこういうやつ…戦う時こうやって髪をパサーって。戦闘ポーズみたいなやつ」「カッコいいじゃん。人目を意識してて鼻につくけど」。
スーパーヒーローはなぜキメポーズをとるのか。誰もが一度は気になったことがありそうだが、それをエレーナは劇中で実際に言及したわけだ。そんなポーズをジョークにしたことについて、メガホンをとったケイト・ショートランド監督は、米Cinema Blendのインタビューにて以下のように説明している。
「これまでの映画では、スカーレットはもう少し見せもの的存在として描かれていました。彼女は戦っている時でさえも、誰かに見せているという考えがあって、それをこの映画では取り除きたかったのです。だからフローレンスのセリフは、これまで彼女がやってきたことが、おそらく観客に向けたものだったのではないかという考えを示すためだったわけです。私たちがいま言いたいのは、“今回はもっと直感的なもので、さらにダーティになっていく”ということ。」
劇中では、エレーナによる質問に対して、ナターシャはポーズではないと否定し、そのポーズを取っているときは「心の中で何か償えたらと思ってる。大勢の人を苦しめ、悲しませたから」と答えていた。ナターシャにとっては、戦いの中で格好つけるような意図はなく、常に自身の罪と人助けのことだけを考えているということだろう。
『ブラック・ウィドウ』は2021年7月8日(木)映画館 & 7月9日(金)ディズニープラス プレミア アクセス公開。※プレミア アクセスは追加支払いが必要です。
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Source: Cinema Blend