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【レビュー】「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2第5話、Netflix時代を完全再現 ─ これぞ真のボーン・アゲインだ

『デアデビル:ボーン・アゲイン』シーズン2
(c) 2026 Marvel

マーベル・テレビジョン「デアデビル:ボーン・アゲイン」は毎話しっかりと見応えを備えているが、中でもシーズン2第5話「大いなる計画」は抜群の出来だった。Netflix時代の空気感を再現しながら、それを単なる懐古に終わらせず、いまの物語の核心へと接続してみせたからだ。

「ボーン・アゲイン」に感じていた数少ない物足りなさのひとつは、Netflix時代に比べて柔らかくなった映像トーンだった。旧「デアデビル」のカラーパレットは、より冷たく鮮明で、コントラストもくっきりとしていた。同時進行していた『アベンジャーズ』などの華やかな世界観とは対照的に、あのシリーズは裏社会の恐ろしさや、自警活動の代償として生じる“影”の部分を硬派な映像で浮かび上がらせていたのである。

一方、「ボーン・アゲイン」では静的な会話劇にも意図的な手ブレが取り入れられ、全体としてはスモッグのかかったようなソフトなライティングが基調となっていた。こうした変化に物足りなさを覚え、Netflix時代のよりヴィヴィッドな質感を懐かしむファンの声が上がっていたのも無理はない。

それだけに、マーベル・テレビジョンには、もはやかつてのシリーズのトーンを復刻するつもりはないのかもしれない、と感じていた。実際、これまでのエピソードでもNetflix時代の映像素材は再利用されていたが、マットの幼少期を映したインサートなどは、どうしても現在の映像の中で浮いて見えた。

この記事には、「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2第5話「大いなる計画」のネタバレが含まれています。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者、運営代表。執筆・編集から企画制作・取材・出演まで。数多くのハリウッドスターに直接インタビューを行なっています。お問い合わせは nakataniアットriverch.jp まで。

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