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アドリブ連発のディカプリオにデ・ニーロ&スコセッシがイライラ?『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』撮影中に「顔を見合わせた」

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

マーティン・スコセッシ監督最新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』では、レオナルド・ディカプリオ迫真のパフォーマンスがまた見られた。しかし、監督や共演者にとっては、やり過ぎな時もあったようで……。

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は、油田を発見したことで一夜にして世界一裕福な先住民族となったオセージ族に起きた連続殺人事件の謎に迫る物語。『ボーイズ・ライフ』(1993)以来30年ぶりにロバート・デ・ニーロとレオナルド・ディカプリオが共演し、2人は殺人事件の首謀者であるウィリアム・ヘイルと甥のアーネスト・バークハート役をそれぞれ演じた。

The Telegraphで撮影当時を振り返ったスコセッシ監督によると、ディカプリオはアドリブを連発。それも「果てしなく、永遠に、終わりがない」ほどの量だったという。時にメソッド演技法も取り入れ、演じる役に深く入り込むことで知られるディカプリオのことだから、即興でのパフォーマンスも想像に難くない。

しかし、ディカプリオの果てしないアドリブは、共演シーンが多かったデ・ニーロを苛立たせたほどだという。スコセッシは、「時々ボブ(デ・ニーロ)と私は目を丸くしながら顔を見合わせていました」と振り返っている。「そして彼にこう言いました。“そのセリフは必要ない”と」。

ちなみに企画の初期段階では、ディカプリオはジェシー・プレモンスが演じたトム・ホワイト捜査官を演じることになっていた。しかし、オセージ族をはじめ当事者の観点から物語を描くべく脚本は大幅に書き換えられ、ディカプリオの役も事件の加害者であるアーネストへと変更された。アドリブは供給過多となってしまったようだが、妻への愛と金への欲望、劇中でシームレスに映し出されたアーネストの二面性はディカプリオの熱演あってこそのものと言えるだろう。

Source:The Telegraph

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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