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『DUNE/デューン』ヴィルヌーヴ監督が少年時代に描いた絵コンテが発掘される

The Hollywood Reporter
https://twitter.com/THR/status/1466143054931410951

2021年、『メッセージ』(2016)『ブレードランナー 2049』(2017)などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は長年の夢を叶えた。作家フランク・ハーバートによるSFクラシック『デューン 砂の惑星』の映像化を実現させたのだ。

このたび米The Hollywood Reporterが、ヴィルヌーヴ監督が少年時代に描いたという絵コンテを公開。これを見ると、子どもの空想が世界に与えることの凄みを実感することができる。

ヴィルヌーヴ監督は、少年時代に原作小説を読んだ時から、『DUNE/デューン』を映像化することが夢であったことを明かしていた。壮大な宇宙戦争に巻き込まれる主人公ポール・アトレイデスの運命に共感を抱いたヴィルヌーヴ監督は、映画を原作に忠実なストーリーにすることを意識した。

このたび公開された絵コンテは、13歳頃のヴィルヌーヴ監督が友人のニコラス・カディマと一緒に描いたものだという。最近になり、父親のデスクの引き出しに眠っていたこの絵コンテを、ヴィルヌーヴ監督の兄弟が偶然発見したそうだ。ヴィルヌーヴ監督は、「ニコラスは素晴らしいアーティストだったんです。だから彼が描いて、僕がストーリーを伝える係。そんな感じで2人で作り上げていったんです」と当時を振り返っている。

シーンを特定することはできないが、絵コンテ内の人物は、巨大生物のサンドワームをおびき寄せるために起震杭(サンパー)を仕掛けていると見られる。ヴィルヌーヴ監督が13歳頃というと、この絵コンテが描かれた当時は1980年前後だ。『DUNE/デューン』が初めて映像化されたのは1984年だから、描く上で頼ることのできる映像資料は無かったはず。まさに2人の少年が想像したままの世界が映し出されているのだ。

Source: THR

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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