カンバーバッチ主演のサスペンス・スリラー「エリック」5月30日Netflix配信開始決定 ─ 失踪した息子に動揺する父、頼れるのは青いモンスターだけ
『ドクター・ストレンジ』シリーズのベネディクト・カンバーバッチが主演を務めるエモーショナルなサスペンス・スリラー「エリック」が2024年5月30日(木)よりNetflixで独占配信開始となることが決定した。あわせて、キービジュアルも到着している。
ニューヨークで最も有名な人形使いであり、大人気の子供向けTV番組のクリエイターでもあるヴィンセント(カンバーバッチ)。高い知性とカリスマ性のある仕事人間の彼だが、生活においては妻や幼い息子を蔑ろにしてしまっている。そんな中、ある日息子が通学途中に突然失踪。息子を失った喪失感、そして後悔と罪悪感に苛まれたヴィンセントは、次第に自らを見失って不安定になっていく。
そして遂には、息子が描いた青いモンスターの“エリック”に執着し、「エリックをTVに出演させることができれば、息子は帰ってくる」と信じて疑わなくなる。次第にエスカレートしていくヴィンセントの破壊的な行動は、家族や同僚、事件を捜査する刑事にまで及び、彼の味方は妄想の存在“エリック”だけになっていく……。奇怪に満ちた妄想の果てに待つ、一切予測できない物語の行方を目撃してほしい。
公開されたキービジュアルからは、不穏さと意味深さが漂う。表情を失った父ヴィンセント、失踪した息子、そして彼らを闇の中で覆う謎の存在エリックのシルエットが組み合わされた仕上がりとなった。
『ドクター・ストレンジ』『アベンジャーズ』シリーズはもちろん、ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」や『イミテーション・ゲーム/エニグマと 天才数学者の秘密』(2014)、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(2021)などで繊細な演技力を発揮し、アカデミー賞主演男優賞への2度のノミ ネート歴も誇るカンバーバッチ。先日発表された第96回アカデミー賞では、ウェス・アンダーソン監督と初タッグを組んだ短編映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』(2023)が短編実写映画賞を受賞するなど、活躍の場を今もなお広げ続けている。
本作は、そんなカンバーバッチが久々にドラマシリーズに主役として出演した1作。エグゼクティブプロデューサーも務める意欲作となっている。“ストレンジ”な妄想に取り憑かれた男をカンバーバッチが怪演する異色のスリラーに注目しておこう。
Netflixシリーズ「エリック」は、2024年5月30日(木)独占配信開始。
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