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セバスチャン・スタンがハゲ頭に?児童虐待を疑われる父親演じる『フィヨルド』予告編が公開

https://www.youtube.com/watch?v=frg59VOungA

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でバッキー・バーンズ役を演じるセバスチャン・スタンの主演最新作『フィヨルド(原題:Fjord)』より、北米版予告編映像が到着した。頭髪を剃り上げ、眼鏡をかけたスタンは、出で立ちから声色、表情までバッキー役とはまるで別人。新たな変貌ぶりに注目だ。

本作は、スタンと同じルーマニア出身のクリスティアン・ムンジウ監督による初の英語作品となるファミリードラマ。敬虔なキリスト教徒であるルーマニア人の父ミハイ(スタン)とノルウェー人の母リスベット(レナーテ・レインスヴェ)は、5人の子どもたちを連れ、母の故郷にあたる人里離れた村へ移り住む。一家は湾沿いの隣家に住むハルバーグ家と親しくなり、異なる教育を受けてきた両家の子どもたちも友情を育んでいく。しかし、ゲオルギュー家の子どもに不審なあざが見つかったことで、夫妻の教育方針に疑いの目が向けられ、その暮らしは一変する……。

予告編の冒頭、引っ越してきたばかりの夫妻は近隣の家を訪ね、温かい歓迎を受ける。「私はルーマニアのブカレスト出身ですが、妻はノルウェー人です」と自己紹介するミハイの口調は実に控えめだ。会食の席では、「5人も子どもがいると、ある程度のしつけがないと」と、子育ての方針を落ち着いた様子で語っている。

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ところが学校では、娘の身体にあざがあることに気づいた教師が「何があったの?」と尋ねる。娘は「階段から落ちただけ」と答えるが、さらに「お祈りをしなかったらどうなるの?身体的な罰はある?」と問われると、「“身体的”とは?」と質問をかわす。

やがて地元の警察官が夫妻を訪ね、児童保護当局による調査が始まる。「赤ん坊と引き離したいなら、私を逮捕するしかないわ」と抵抗するリスベット。しかし、疑いが証明されないまま、子どもたちは両親のもとから引き離されてしまう。

「羊のようにじっとして、彼らが権力を濫用するのを見ているわけにはいかない」と憤るミハイは、自ら事態を動かすことを決意する。やがて一家の訴えは国際的な関心を集め、報道陣からは「世界中のキリスト教徒があなたたちを支持しています。いつ子どもたちを取り戻せるのでしょうか?」との声も飛ぶ。問題は一家と児童保護当局の対立にとどまらず、大きな社会的騒動へ発展していくようだ。

夫妻は子どもたちを取り戻せるのか。そもそも、家族の間では何が起きていたのか。裁判では「これだけ議論を重ねても、あなたの根深い信念は何ひとつ変わっていないように思える」と指摘されたミハイが、「私は自分の信念のために裁かれているのか?」と問い返す。予告編を覆う青みがかった映像も、真実の見えない物語の不安をいっそう掻き立てる。

本作は第79回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞。ムンジウにとっては『4ヶ月、3週と2日』(2007)以来、2度目の受賞となった。主演のスタンとレインスヴェは、A24製作の『顔を捨てた男』(2024)から早くも再共演を果たしている。

スタンはMCUのクロスオーバー超大作『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』に続き、DC映画『ザ・バットマン2(原題:The Batman: Part II)』への出演も控えるなど、話題作への参加が相次いでいる。作品ごとにイメージを大きく変えてきたスタンだが、『フィヨルド』でも、これまでにない一面を見せてくれそうだ。

一方のレインスヴェは、ヨアキム・トリアー監督作『わたしは最悪。』(2021)でカンヌ国際映画祭の最優秀女優賞を受賞。同じくトリアー監督と組んだ『センチメンタル・バリュー』(2025)は同映画祭のグランプリに輝き、さらに『フィヨルド』がパルムドールを獲得した。A24製作の新作『バックルームズ』も2026年9月4日に日本公開を迎える。人間の複雑な内面や揺らぎを繊細に表現するレインスヴェが、スタンと繰り広げる緊迫の心理劇に期待したい。

映画『フィヨルド(原題:Fjord)』は2026年10月9日より北米公開。日本ではファインフィルムズ配給により、2027年に公開予定。

Source: YouTube, Festival de Cannes

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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