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『パイレーツ・オブ・カリビアン』バルボッサ役、再演に前向き ─ 「ジャック・スパロウをもう一度困らせたい」

パイレーツ・オブ・カビリアン
© Buena Vista Pictures Photographer: Peter Mountain 写真:ゼータイメージ

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでキャプテン・ヘクター・バルボッサを演じたジェフリー・ラッシュが、同役でのシリーズ復帰に前向きな姿勢を示した。『最後の海賊』(2017)で命を落としたバルボッサだが、ラッシュには“幽霊”としてジャック・スパロウの前に現れるアイデアもあるようだ。

2026年トロント国際映画祭で米Entertainment Weeklyの取材に応じたラッシュは、再演について「十分な時間が空いたと思います」とコメント。ただし、『最後の海賊』で娘カリーナ(カヤ・スコデラリオ)を救うために命を捧げた結末を軽々しく覆すことには慎重で、「安っぽく、簡単に戻るのは嫌です」と強調している。

バルボッサはシリーズで二度“死”を経験した人物だ。第1作『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)では、呪いが解けた直後にジャック・スパロウに撃たれて死亡。その後、第2作『デッドマンズ・チェスト』(2006)のラストで復活を遂げ、以降もシリーズの主要人物として活躍したが、第5作『最後の海賊』ではカリーナを救うためサラザール船長とともに海へ落下した。

再登場の方法を考える際にはシェイクスピアの「ハムレット」を思い浮かべるという。「ハムレット」では主人公の父が幽霊となって現れるが、バルボッサにも同じような手法が使えるのではないかというのだ。

「良い脚本が必要ですが、ジャック・スパロウをもう一度困らせるためなら、ということですね。」

この発言が興味深いのは、ラッシュが以前よりも再演に一歩前向きになっていることだ。2024年には、新作でのバルボッサ復帰について「娘のために自分の命を犠牲にしたのです」「急に彼を呼び戻す、みたいなことはできませんよ」と慎重な考えを示していた。今回もその考え自体は変わっておらず、バルボッサの最期を台無しにしないことを前提に、十分な時間と優れた脚本があれば再登場の余地はある、という姿勢に変化した格好だ。

そして現在、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作企画も大きく動きつつある。プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーは2026年8月、ジャック・スパロウ役ジョニー・デップ本人と復帰に向けて話し合っていることを明言。脚本作業も進行中で、マーゴット・ロビー演じる主人公を中心に、スパロウを脇役として登場させる構想が報じられている。ただし、デップの出演契約やラッシュを含む旧キャストの復帰は現時点で正式決定していない。

同じトロント国際映画祭ではウィル・ターナー役オーランド・ブルームも新作について尋ねられ、シリーズ再始動をたびたび気にかけていることや、現在もデップと時折連絡を取っていることを明かしている。かねてからブルームは旧キャストの再集結を希望しており、ラッシュも条件付きながら再演の可能性を開いたことになる。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』新作は現在脚本開発中。正式タイトルや撮影時期、公開日は発表されていない。

Source:Entertainment Weekly

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Joe Kishi

THE RIVER編集部。ハリウッド大作からインディー作品、アニメーションまで幅広くカバー。魂を揺さぶる瞬間に出会える記事を届けたい。

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